樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

WHITE SUMMER

2006年06月19日 | 樹木
土日は、1ヶ月ぶりに「栃の森」に行ってきました。
この時期は、いろんな花が咲いているので、デジカメの出番が増えました。

      

まず、ヤマボウシです。街路樹や庭にも植えられるのでご存知でしょう。「植栽用のヤマボウシは花が大きくて、自生種は花が小さい」とどこかの図鑑に書いてありましたが、森の中でも小さいのや大きいのがありました。日照や土壌によって変るのでしょう。
この樹の英名はJapanese Strawberry Tree。花の真ん中にある緑の部分が秋になると赤く熟してイチゴみたいになります。タネのザラザラ感が残りますが、甘酸っぱいです。

      

サワフタギはもう散っていましたが、いつも休憩する場所にタンナサワフタギが咲いていました。この2種は外見がほとんど同じですが、サワフタギの葉には毛があり、タンナサワフタギの葉には毛がありません。
「タンナ」は済州島のことらしいですが、同行の仲間には「ダンナには毛がない」と覚えてもらいました。(最近は私自身にも跳ね返ってきますが・・・)

      

今回、最も目に付いたのはヤブデマリ。行く先々で、白い花を咲かせていました。でも、白いのは虫を誘うための装飾花で、真ん中の小さい黄色い部分が本当の花です。

このほかツルアジサイ、オオバアサガラ、ハクウンボクなど白い花のオンパレード。マタタビは葉っぱまで白くしています(写真が撮れなかったのでwoodyowakuさんのブログにおじゃまします)。夏の森は何故か白く彩られるのです。
コメント
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