ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

仙仁砂防堰堤

2024-06-25 06:58:40 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の記事で書きましたが、フツーの地図にはない情報が現場の案内板に記されていることがあります。これは見学者にとって実に貴重で、次なる目的地の指標になるんですよね。で、前々回の記事の表示板に出ていた「仙仁砂防堰堤」に今回は行ってみることにします。アクセスは国道406号沿いにある「仙仁温泉 岩の湯」の先、つまり約400mほど南へ行ったところに仙仁砂防堰堤があります。

【仙仁川の由来】(参考)(参考
ところで、この砂防堰堤は仙仁川(せにがわ)に築造されているのですが、河川名の由来が気になったので調べてみることにしました。おそらく直接的な由来は仙仁川の上流に仙仁山というのがあることからその名がついたと思われます。また、追加情報としてはこの地に住んでいた一族が清和源氏の流れを汲む半農半武士の仙仁氏で、上に書いた「岩の湯」の東側の山にその昔「仙仁城」を築城して地域を治めていたようです。その築城年代は不明ですが室町時代には仙仁氏が城主を務めていたようなので仙仁城はそのころには既にあったものと思われます。ちなみに仙仁川は下流で宇原川(うばらがわ)と合流し鮎川となり、さらに下流の村山駅の南側で百々川(どどがわ)と合流したのち千曲川(ちくまがわ)に流入します。千曲川はその後新潟県に入ると信濃川に名称が変わるため、結果的に仙仁川は信濃川水系となります。

さて、そんなこんなで仙仁砂防堰堤が見えてきました。

このあたりは駐車スペースがないので安全な場所に停めましょう。そしてこれが右岸から見た堰堤の様子。残念ながら堰堤の上には行けませんでした。

上流側から見るとわかるように落水部を覆うように鋼製スリットが設置されています。でも、見た感じでは鋼製スリットは後付けのようですね。

仙仁川の上流方向の景色。


で、この堰堤はいつ築造されたのかというと銘板が確認できなかったのでわかりません。しかしながら「金山第二砂防ダム」のところにあった表示板には諸元が記されているのを思い出したので確認してみると高さは14.5m、長さは98.0mだそうです(写真下方)。
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