ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

イカしてるぜ!…長福寺ダム

2021-07-12 07:01:29 | 新潟(ダム/堰堤)
いやぁ〜、どーも、どーも、ワシです。今回は新潟県十日町市中屋敷にある信濃川水系の長福寺(ちょうふくじ)ダムを訪ねます。アクセスは越後魚沼小嶋屋総本店付近から二六公園を目指します。ダム名になっている長福寺はその近くにあり、公園の脇の道を進んでいくと目的地に到着です。

これが長福寺ダムのようです。



ダム上に向かおうとしたんですが、入ってはいけないようです。「あぶない」理由がわからんのですがね。





仕方がないのでその付近から見た景色をご覧ください。左岸側には高低二段階式の洪水吐があります。増水時になると水はここから溢れ出て、



あちらへ流れてゆきます。



貯水池の様子です。



上流側からダムを見ようとしたらローマ字で「TYOUFUKUJI」のペイントが! あれ? これは以前見覚えるある光景ですゾ。え〜と、確か岐阜県土岐市にある定林寺防災ダムがそうでしたね。



近くには長福寺ダムの概要と諸元表。灌漑用の防災ダムとして築造されたもののようですが、ダム名が長福寺ダムとあるのでそれに従います。



その隣には水利使用標識。おや? 新潟県のダムなら「水利使用許可標識」と思いきや、ここで「許可」がありませんね。もしや許可されてないの? …んなわけないか。



近くにあるホワイトグリーンの綺麗な小屋はなんですかね。なんの看板もありません。



ただ、雪国ならではというのか「設計積雪量」のプレートがあります。ある程度の積雪があった場合には雪下ろしして下さいということらしい。しかし施工者の「田」の文字がこぼれ落ちそうになってます。目安となる積雪量も記されていません(消えているのかも)。な〜んだ、じゃあ意味ないやん。



そこからダムを見ると「TYOUFUKUJI」の文字が格好良くオシャレに見えますね。



ところで、ダムの上流には竣功記念碑があるそうなので行ってみました。そこからダムを見るとこんな感じ。



その景色を眺めているのが、この3つの石碑(石像)。写真右にあるのが千手観音です。なぜ千手観音なんですかね。



中央に鎮座ましますのが「竣功記念碑」。県営防災ダム事業とあります。



その裏にはダム建設の経緯が記されています。簡単に要約すると、まずこの地には旱害(かんがい)を防ぎ食糧増産を目的とした「長福寺ため池」が1952年に建設されます。その後老朽化が進んだことから1989年に長福寺ダムの建設に着手。そして1999年に完成したそうな。あらら、意外と新しいんですね。



竣功記念碑の隣にあるのが「貯水池竣功記念碑」。その裏にも何やらムニャムニャ記されているのですが風化が激しく明確に読み取ることができません。ただ、確認できたのは長福寺貯水池が1951年11月に着工され、1954年3月に竣工したということくらいです。この貯水池というのは上の「竣功記念碑」にある「ため池」のことと思われますが、記述には多少の違いが見られるものの、まあこの程度は良しとしましょう。



それにしても「TYOUFUKUJI」の文字、イカしてるわぁ!
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