ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

あとまわしはダメ

2005-11-07 02:39:42 | 脳みその日常
若くして惜しまれつつ亡くなる人もいれば、そうでない人もいる。昨日報道された歌手、本田美奈子のケースはもちろん前者であろう。特別ファンというわけではなかったが、彼女は急性骨髄性白血病という難敵と闘い、もう少しで勝利を収めるところまで恢復していたらしい。それが突然の幕切れとなった。運命と何と非情なものだろうか。

「いや、それが彼女の寿命だったんだよ」と言う人もあるだろう。そうかもしれない。しかし壮絶だったであろう闘病生活を乗り越え、もう少しで病気を克服できるところまでこぎつけた彼女にとって、心底無念であったに違いない。一体、寿命って何なんだ? 運命って…。若い友人などを病気で失った経験のある人なら誰もがそう思うのではなかろうか。

こうしたケースを見るにつけ、いつも思うのは「人生、一寸先は闇だな」ということ。何がこの先起こるのかは誰にもわからない。突然自分が死ぬかもしれないのだ。そう、人間万事塞翁が馬である。

それゆえ、我々はせっかく生かされているのだから、自分がやろうと思っていることは今やるべきなんだよな、とワシは思う。それをあとまわしにしたら、ことによると二度とできないかもしれないわけだし。

オフクロは老後の生活を楽しみにしていた。あちこちに旅行してみたいとか、これをやってみたいと話していたものだ。しかし定年を迎える直前に倒れ、結局人生を楽しむことなく逝ってしまった。さぞかし無念だったろう。元気なオヤジは今でも「アイツ(オフクロのこと)は苦労するだけの人生だったな。本当にかわいそうなことをした」と嘆いている。

若い頃なら人生はまだまだ長いから「あとでいいや」と思うもの。でも年齢に関係なく、いつ誰に「順番」がまわってくるかはわからない。いや、そもそも長生きするなんて保証はどこにもない。だから少なくとも後悔しないような人生を送れたら最高だなと常々思っている。とはいえ、毎日限界までチャレンジしているわけじゃない。そこがもどかしいところなのだが…。

さあ、今週も頑張ろう!
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