湘南オンラインフレネ日誌

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Big Issue佐野氏 茅ヶ崎へ/路上生活者向けガイドブック湘南版を

2009-09-10 09:48:53 | 引きこもり
9月4日の高卒資格認定試験の結果を受けて、取り出し指導の担当の再編があって、私のところに夏期講習で担当した青年が回ってきた。別の担当者と衝突して、私に順番が回ってきたのだ。彼の不安は当たっていた。試験の直前、彼は薬物治療を受けていた。薬の副作用の眠気を堪えて受験していた。結果は散々だった。今年は引きこもってから5年目。年齢は1浪と同じなのだが、当人には同年齢の友人とはぐれていくショックを受けていた。

問題は病気と付き合っていく生き方を苦い薬を飲むように受容していかなくてはならない。担当者はそれを大丈夫と励ました。結果、彼の拒絶にあった。本人との電話の話し合いを踏まえて、ここ8日・9日と二日間、彼の了解を得て御宅にお邪魔していた。

日がかかる。今は彼の痛みと夏日の凍えを分かち合うこと。

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とにかく、夜の家事を済ませてPCに向かうと、あと1時間で夜間傾聴の待機時刻というのに、キーボードの縁に頭に付けて眠ってしまう。不覚の眠りのために、ここ1週間ほど文章が書けずに困っている。仕事のレポートも滞ってしまい、なんとも冴えない話なのだ。明け方気温が下がり、昼間気温があがる。この明け方、足のつりで眼が覚めている。これはいかんと傾聴申込ログをチェックする。幸いここふつかは、学習状況について親御さんから問い合わせがあっただけだった。

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2009/09/09 、

午後、ビッグ・イシュー東京事務所にお邪魔した。現在販売している号の支払いと、何より佐野理事長に無理を御願いして、湘南の路上生活者支援関係者の懇談に出席してもらうことに成功した。この日程調整の用事があったのだった。
(詳細図版参照)

あすなろ会のTさんは、ビッグ・イシューが配布している「路上脱出ガイド」の湘南版を冬場の前までに作ることを関係者に提案したいと考えている。ビッグイシュー誌の湘南販売を定着させることと同時に、「当事者参加で出来ること」を始めたいということだ。今回の集まりは、あすなろ会も路上生活者支援の湘南ネットワークに参加する一歩になる。カトリック教会の関係者の方にも懇談会への参加を御願いしている。

ビッグイシューの中間卸しを運営するには、請負団体が正規の書式を使って、受注・販売状況報告をする。その書式の背後の手順がはっきりわからずに、東京事務所の方に説明してもらっていた。説明を受けて、そのわからなさの理由がわかった。地域の卸請負団体と販売員さんの冊子売買の記録が東京事務所に伝える形になっているからだった。販売員のID登録制も含んで、販売状況が関西・東京の各事務所に集中管理される形になっていたからだった。

あすなろ会の自助組織ということが、反対された理由がこの辺にあったのだとわかった。実際、販売という事では、私のようにあちこち路上生活者支援の枠を超えて活動している者にとって、Tさんとの日々何冊の売買把握のためには、頻繁に会って、かつ現金取引が間違いなく行われなくてはならない。ここを私は私なりのシステムで乗り切る工夫をしているが、これは互いに矛盾するものでもない。しかしなるほど、こうして枠組みを作っていたのかと感心した。そのまま記帳していけば、卸屋の工夫無しでも一応運営できる。

この辺の管理の発想のもやもやは、10/8佐野さんに茅ヶ崎の販売の様子を見ていただくことで解決していきたいと思っている。

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帰りに横浜・寿町に立ち寄った。茅ヶ崎から寿町に戻ったNさんや、こちらの関係者の方々にも、10/8の懇談会に参加してもらう為だった。Nさんが地域卸元にしているNPO法人「さなぎ達」のSさんには面会できなかったが、職員Taさんに閉店時間滑り込みで会えた。急場作りのチラシ(図版)を渡し、参加調整をさっそくTaさんに御願いしてきた。Nさんへの連絡もOK。

近くの寿生活館にも立ち寄り、湘南のカトリック教会や県サポートセンターを通じて路上生活者支援を精力的に行っているTkさんとアポ無しなのに会うことが出来た。Tkさんからは、防砂林パトロールなどを通じて、湘南の焦眉の課題は、路上生活者襲撃などの危険や、正月の湘南マラソン前の防砂林村の排除、駅前からの排除や、生活保護取得困難化などの生活維持破壊があり、こうした問題が降りかかってきたとき、孤立しないために何処にどう連絡を取ればいいのかというような、情報提供の形なら意味があるとのお話。路上高齢者にしてみれば「路上脱出」ではなく「安定した生活保護への橋渡し」が必要。「緊急連絡ガイド」ではないかとコメントをいただいた。

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茅ヶ崎サポセンに戻り、19時から、あすなろ会の定例会。Tさんに冊子の受け渡しを行い、懇談会の日程が10/8(木)の14時~16時茅ヶ崎サポセン(集合)と一般の方は内容から申込制であることを確認。分担して関係者回りをすることになった。

また、ガイドブックの構想は、誰がどの範囲で誰に情報を届けるのかを明確にすること、作成委員会形式か湘南ネットワーク依頼か、この辺もつめておく必要があることを確認。重複配布により部数が増えるため、作成部数によっては常時、助成金を取ることも可能と、Mさんの情報提供により、わかった。10/8スタートは越冬対策には遅い。申請タイミングかなと思っている。懇談会の総費用は、今回は私が請負う。Big Issue 元受けには、一冊あたり十数円の利潤がある。振り込み手数料など実費を引いて、年間まとめて返してもらうことで、なんとかなる。

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家に戻り、出し忘れた郵便物を片手に、ぶらり家の門を出たところで九条の会のOさんとばったり出会った。さっそく懇談会の勧誘と11月はじめの「ふれあい祭り」会場の巡回販売が可能か手伝っていただくことになった。一杯やっての帰宅途中、無粋な話で、Oさんの酔いを醒ましてしまったかなとも思う。

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日本ソーシャルインクルージョン推進協議会関東協議会の会合が今月下旬にある。「ソーシャルインクルージョンと社会起業の役割―地域福祉計画推進のために」の著者炭谷 茂氏が会長をしている会議だが、こちらに参加することにした。行政関係者が多いが、「ソーシャル・ファーム」の新しい情報が期待できるからだ。

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どうしようもなく眠く、レギュラーの方にメールと電話で、今夜の夜間傾聴中止を連絡。午前4時半の不承諾の本人連絡があるまで、ぐっすりと眠った。

今日は「わーく」関連と、「あすなろ会」関連でまわり、障がい者求人の候補者の件で接触。夕方、海老名巡回。


父のショートステイ2日目、今のところ静か。忙しくても気が楽。



夜間傾聴:******君(仮名)


(校正2回目済み)

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