湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/13&14 ソーシャルディスタンスの提案と創造力/zoom認知症議論延期/ビデオ会議の標準形を

2020-05-15 05:03:48 | 地震津波災害ボランティア

2020/05/13&14 記
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母からのTV情報。ニュースで、ソーシャル・ディスタンスについて、面白い提案をしたおばはんがいた。面白くないかという。「自然に距離を作るには、傘をさせばいい」という提案。だった。柔らかいななるほどと納得した。

私は以前、中国の小学生の授業の際、長い棒状のひさしを付けた帽子をこどもに作らせていた。ソーシャル・ディスタンスを教える授業として、中国側から配信されたニュース動画だったが、非実用性ということもあるが、なんとも練れていない武骨な授業実践を見せつけられた不快感があった。注視したが、西欧の魔女の帽子風の作品が見当たらない。作り方指導の手順で、平らな帽子に棒状の飾り物を乗せさせたのかもしれないが、麦わら帽子風のつば付き帽子の上に飾り物を乗せているものもあって、子どもたちは、様々な飾り物を工夫して喜んでいた。この「つば付き」に着目した子がいないことが、私の違和感の原因だった。日本で、この手の実践をすると「つば機能の発見」が必ず起きる。ああ、やらせだ、この授業。この武骨な思い付き押し付けが不快。飾り物デザイン以外、工夫が起きていないのだ。発想の自由さを保証する発想が浅い。教員の練れていない思い付き、トップダウン授業の匂いがした。

その連想があったから、なおさら「傘をさす」という着想のすばらしさが際立ったのかもしれないが、発想の端緒が切り出された気がしている。

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zoom認知症懇談の会合が流れた。理由はわからない。いつの間にか参加費¥4,000-となっており、いかがわしさを感じている。というのも認知症は電子メディアでメモをとれば、物忘れという初期認知症には効果があるというものだった。「認知症=物忘れ」という世論の誤解に乗った企画だった。認知症者の介護をしたかたならば、思い出せる物忘れは認知症ではないし、認知症はもっと多様であることを掬えていないことに気が付いただろう。認知症の物忘れは覚えたことが消えてしまうのだ。

私の曾祖母はレヴィ小体型認知症で、歩行異常や幻視が加わり、窓から馬が顔を出した。祖母はアルツハイマー型認知症に幻視が加わっており、時計の文字盤の異常が表出、世界恐慌時の稼業倒産と母子放浪のPTSD体験の再現の部屋の隅の後ろ向き母子の幻視や、性格激変と私を叔父と間違えた口論ふきかけetc.いろいろあった。父は睡眠障害から血栓型認知症に移行し、絶頂期(笑)には、徘徊がらみの糞尿相撲。があった。寝たきり生活の変化を提供するために枕元に置いた日めくりカレンダーは、たちまちのうちに大晦日となってしまった。やぶったことが記憶にないため、次々めくってしまう例である。ペロコス氏と母親のように、おとなしく状況理解が失われ、相手が誰かわからなくなり夢うつつの状態になって、お迎えが来るという例が認知肖像とされているが、激しいかおとなしいかということよりも、症状が多様であり、備忘録で済むような困難ではないのだ。

だから備忘録的な発想は実際の認知症の方を介護したことのない方の思い付きだと私は考えている。対話参加¥4,000-の価値はない。

こうして、またひとつ zoom 利用のビデオ会議体験の場がなくなった。

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コロナ禍によって、ボランティアが干上がりそうだ。私は仮想空間をを各自の端末で共有するすべてオンライン上の懇談で、従来の会議・講演を代替できるとは思っていない。

ひとのノンバーバル・コミュニケーションと共有世界の豊かさのことや、技術的に端末ツールを扱えない方を排除してはならないこともあって、会場確保とテレコム利用という混合型というスタンダードを至急作り出していく必要を感じている。zoomやwebexなどの検討はその延長上にある。日常的な会員の顔合わせは、文字媒体というより、画像媒体の方が気楽だし、顔合わせに価値がある役割を担える。これはビデオ会議のzoomやLINEやFB等のSNSに任せるのがいいだろう。

問題は公共会議室利用の遠方参加・在宅参加が加わる混合型を実現するには、参加者が音声や画像の入出力の機材をどう整えるかという技術論議が聞こえてこない。金欠公共施設備品に収音マイクと広域webカメラまたはスマホスタンドをどう整えるか、どう運用するかという部分は、新規の技術ではなく、情報系の方には常識的なことかもしれないが、在宅参加も含んで、従来の会議運営を拡張しつつ、ときには会場を非常時には離れるという弾力参加のスキルを定式化してみたいのだ。商品知識がある方を探している。そして施設に機材を買わせるか、レンタルが得か、またはNPO各自が所有すべき機材なのか、これも考える必要がある。

ともあれ、コロナ禍に手足を縛られ、衰弱死を待つのはまっぴらだ。現状打開の方策を探り当てたいのだ。


夜間傾聴:グリーフケア##氏・鉄っちゃんのおかあさん
(校正1回目済み)

 

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