湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

*君の孤独/1・27養護学校進路指導の立場からの就労支援レポート他

2007-01-31 06:33:50 | 引きこもり
*君が携帯電話を洗濯機の水の中に落としてしまった。携帯アクセスで日誌を読んでいたから、読めなくなってしまった。追い込んでしまったかなと反省もするが、昨日彼と駅ビルで夕食を食べつつ、あれこれ胸につかえている思いに耳を澄ませていた。

帰り道にアクシデントがあって彼と右往左往したが、結果は報われて、街路灯が少ない闇の道を歩いて彼の部屋に入った。

思いは堰を切って流れ出した。世の中は公正ではない。不利であろうと自分が抱える条件は、出発点にせざるをえない。だがこの差異が新たな世界を生み、不合理が情熱を生む。その生成に目をそらさずに見極めていく強靭さが生まれてくれば、君は一角の人物といえる。その凝視が固着にすぎないことが多いのだ。だから他者の眼差しが固着を際立たせてくれる。

ふたりでミカンを食べた。すっぱかった。


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サポセンの広報紙のインタビュー記事を書いた。人を楽しくさせる不思議なオーラを持った方なので、そのまま書いた。従来の形式で書き直すことを要求されるかもしれない。広報紙が対外的な顔だからだ。なにやら*君のこともあってガスが抜けて、踏ん張る気にはなれないのだ。


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Q子君から電話が飛び込んだ。親がやらせているのか謝りの電話だった。無理するなといいつつ、無表情な言葉の裏の彼女を見つめていた。

公私混同を戒める、個別接触の禁止を掲げた校則の、人道上の例外規定を盛り込むことを経営者に申請していたが、甲斐なく校則変更は却下された。ただ今起きている事例は報告を受けていないと、黙殺を暗示する言葉を得て職員会議は終わった。…感謝します。

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1/27(土)19時からの連続講演会は、その世界を熟知しているひとの顔合わせの場の雰囲気で、話が進んだ。9名。今までの最小の人数だったが、逆に話は熱気を帯びていた。その内容は新しい内容は少なかったが、お互いの関心事が浮き上がって見えた。

話は具体的な企業名がでて、湘南東部に住む者の共通認識のような話だった。今、障害者の一般雇用、普通の企業への就職枠は自立支援法下、広がりつつあるとはいえ、本人の意思が反映しているとはとても思えない。採用人数も焼け石に水であることにはかわらない。

私は軽度の世界を前提に、引きこもり青年との出会いをコーディネート、そこに「わーく」という発刊活動の合流点を作った。しかし、ここで語られている対話は、従来の障害者の福祉的就労からの脱出の線上の話だった。集まった方々は、従来の枠を使い切って一般就労へ流れを変える関心の話だった。しかし、障害者の働く意欲は地域の新たな就労の場が出来れば、最賃以上の収入を生む場を描ければ、流れ込んでくるだろう。

茅ヶ崎養護学校の薮内先生と白浜養護学校の津島先生、講師ありあとうございました。また参加された方々に感謝します。大きな内容は一巡したように思います。残されたテーマは、すでに社会人となっている方々からの就労活動、そして個々の全国からの事例のことです。

来月は偶数月なので、「わーく」概要解説書とプロモーション・ビデオを使った市との新年度協働事業提案準備にしようと思っています。がけっぷちだなと思っています。引きこもり陣営からの声がない、これが動くような説得力がほしい。そう思います。

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今夜、社会的企業、ソーシャル・ファームの国際シンポの話を書きます。「わーく」は社会的企業の萌芽なのです。

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