湘南オンラインフレネ日誌

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JDD-Net大会に参加してきました

2006-12-11 05:00:54 | 引きこもり
「12/10日本発達障害ネットワーク(JDD-Net)第2回年次大会」に行ってきました。関心の中心は青年期の軽度発達障害者の就労支援にあったのですが、ぴたりと当てはまるところがなく、ひとつは「シンポ;二次障害の理解と予防~今、私たちに出来ること~」、もうひとつは「行政解説 & トーク;特別支援教育、発達障害者支援法を解剖する」だったのですが、なんと配布プログラムの日程表が間違っていて、ニキ・リンコさんたちのフリートークと「行政解説 & トーク」の時間が入れ替わっていたため、「行政解説 & トーク」を聞き逃しました。やむを得ずと言っては分科会シンポ主催者には失礼ですが、氏田照子さんたちの「企画シンポ5;どうなる、自閉症支援」を最後まで聴いてきました。

「企画シンポ5」は「強度行動障害」を伴う重度の自閉症青年Tさんの事例をめぐって、3人のパネリストたちが「乳幼児期・青年期成人期・在宅、地域生活中心」という3つの役割分担を持ちながら、Tさんの事例にコメントを付けていく構成でした。

Tさんは関連機関・施設を通して成長していきますが、この「機関・施設」の側からみた問題点を洗い出していきます。

私が祖母の介護のときに知った、認知症の高齢者のストレス発散行動とそっくりな、行動障害が、事例として語られました。排泄物のこねまわし等。つまりここの分科会で語られている内容は、重度の自閉症の方の生涯の居場所の話だったのです。これはこれで聴く価値の高い議論でした。

時間が前後しますが「二次障害」のシンポの方は、品川裕香さんが圧倒。宇治少年院のルポを織り交ぜながら、集団(社会・職場・対人関係)にスムーズに適応させていくその事例を少年院の指導の合理性を語るのです。この辺は集団の考え方が無批判で危ういのですが、「二次障害をおこさない」支援の仕方を論じてみたくなりました。

結局、軽度発達障害関連の話がないのが残念。来年は名古屋だとか(行かないな…)。

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品川裕香さんと話すことが出来、茅ケ崎に5月21日に講演決定。詳細はメールにてという形で行うことになった。


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Daisy CD-ROM 「デイスレクシアって なあに」「キミはキミのままでいい」を購入。

以上

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