湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

母の入院前夜なり

2008-12-15 05:55:12 | 引きこもり
母の部屋は家出状態の包みの山。触れば噴火する活火山。父の部屋は、長いすの障壁の向こう側がフリマというかボロ市のようだ。母が入院中、父の着替えは私が担当する。ズボンをジャケットと勘違いするはずもないのに、分類して山が出来ている。そんなことをすれば、父の好奇心を誘うようなものだ。ソファーに乗る危険行為は得意技だから、向こう側に転げ落ちるに決まっている。父を戻す障壁にソファーが化けるのは目に見えている。愚かしいと思うが、母はいう事をきかない。

そんな状態の中、父方の実家や、母の友人から入院前日の見舞いの電話が入る。その音が父を興奮させる。部屋を立ち歩き、椅子を倒す。本人も倒れる。食欲とのお別れだからと、「ウナギを食べたい」と母が言い出した。夕食はウナギを取ることになったのだが、父は「誰が来ているのか」と、来客接待と間違えて、危ない階段を何度も覘いてしまう。慌しく日が落ち、私も夜間の傾聴の一部を昼間、駆け足巡回で済ませてきた。

よりによって新規相談が飛び込んでいた。医師ではないから診断はできない。しかし自分なりの見立てが必要な相談だった。幻聴とは様子が違う際どい訴えがあった。勿論ペンディング。私の「部屋の共鳴」というとんでもない発想が、同僚に伝わるとは思えないが、結果担当が面倒を避け、私のところに相談者をふると私がキャパを超えてしまう。状況から、この方は入学ではなく通院の際にいることも確かなのだ。レッテルが貼られるか、もう少し話に耳を傾けたい。(集音レンズ現象と酷似しているのだ。)

今日はあと2時間ほどで、出発準備が始まる。夜間傾聴は堪忍してもらったが、それでも昼間の雑用に押しやられた分が夜間にやってくる。8時半には父の宗教団体の信者さんが階段昇降介助にやってくる。仮眠を取ったものの、父の部屋の物の落下音に5時前に起こされた。父が闇の中でポータブルトイレに向かって排尿していた。蓋が閉まっていた。

母の入院が済むと16時台には家に戻らなくてはならない。父のデイサービスからの帰りを迎えるためだ。逆算すると14時過ぎには病院を出ないと間に合わない。買い物時間が怪しいので、オンラインショップの夜間配送を使い防御。今夜は巡回を組んでいないので、在宅ワークのみ。明日が地獄になる。父が在宅。留守番がいない。翌朝が母の手術で家族の立会いがいるのに、ショートステイ出発が午前10時台。つまり午前中に病院には着けないことになる。午前手術と連絡が入っていたので、父を前日の夕方から引き受けてくれないかと瀬戸際交渉がまだ続いている。駄目な場合は介護タクシーを使って、ホームの受け入れ可能な8時過ぎにホームに送り出す。その足で駅まで送ってもらう。これでも病院10時到着がぎりぎりなのだ。ホームからのタクシーの乗り継ぎで、病院直行もありうる。前日入所がベストなのだ。

結局、このまま夜明かしとなる。帰宅の車中、父の帰りの待機中に仮眠ということ。笑うことなかれ、元飲兵衛に効くはずもないミニュチュア瓶のブランデーを上着に忍ばせた。

あと1時間ちょっとなり。

夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)

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