センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

音楽で脳を鍛える!

2017-02-27 00:00:30 | 感覚、五感
音楽で右脳、左脳を鍛える方法!
音楽は、一瞬で脳の状態を変えてしまうパワーを持っている。
楽しげなマリンバの音がするような音楽を聴くと、南国の海が広がるイメージが湧き、右脳が刺激され、フォークソングを聴くと歌詞の意味を考えることで左脳が刺激される。
また、曲によってイメージするものが異なるので、脳の刺激された具合には個人差もある。
何れにしても、音楽で脳を刺激するためには、広いジャンルの音楽を聴いた方がいいという結論になるだろう。
ジャズが好きな人はジャズを聴く回路が脳内に出来上がっているので。新しい刺激を与えるならアフリカ民謡を聴いてみよう、というように、全く違ったジャンルの音楽を聴くのは刺激的なのだ。
音楽のCDの監修の仕事を手掛けた時に、脳波を測定する実験を行なったことがあった。

被験者にホルストの「木星」を聴いて貰いつつ木星のイメージを思い浮かべて貰ったところ、右脳が活動する様子が表れた。
別の年配の被験者に歌曲「この道」を日本語の歌詞を追いながら聴いて貰ったところ、左脳が明確に活動する様子が表れた。
左脳の実験では、また別の被験者に今度はモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」をラテン語の歌詞を見ながら聴いて貰ったが、左脳だけではなく、右脳も若干活動していることが分かった。
外国語には海外旅行のイメージを伴うのか、視覚的な影響もあると考えられる結果となった。
どの実験の結果からも、音楽で左右脳を刺激出来ることが明らかになった。ところが、音楽の聴き方にも注意点が潜んでいる。
それは「ながら」の状態で聴かないことだ。車を運転しながら、仕事をしながら、という状態で音楽を聴いていては、脳はほとんど刺激されないと言っていいだろう!
同時に幾つもの処理が出来ない脳にとって、音楽を聴いて活性化を狙うなら、音楽を聴くことだけに集中するべきだろう。
米山公啓著、脳の地図帳より引用紹介!

数年前に音楽と人の聴覚の関係性をテレビの特番の監修をし、出演して解説したことがありますが、人の脳や五感は一度に複数の感覚の処理や認識が不得意なのです。
ですから、音楽などで癒されたり、歌の歌詞などから励まされたり、勇気づけられるのは、この脳刺激からです。
人の聴覚は、心地よいと感じる音は左脳の聴覚野で感じ、逆に不快な音、雑音などは右脳の聴覚野で感じています。
歌を聴き、歌詞から様々な連想などをしたり、想像することが音楽の力によって脳が刺激されるのです。音楽を聴いて癒されたり、心地よいだけでは左脳ばかりが刺激されますから、曲のイメージを膨らませて、想像したり、時には妄想してみたりすることで右脳も刺激されて左右脳が刺激されて、脳血流がよくなり活性化されると言うことです。
これらを音楽の力で脳を刺激し、活性化させることで身体の免疫が向上することが知られております。これらが「音楽療法」なのです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、
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