センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

日本人にとって桜の花は特別な物!

2011-03-28 00:00:40 | 支援、援助
これからのシーズン、都心では今月末から4月の上旬にかけて、桜の花が満開に咲きほこります。
では、なぜ日本人には桜の花が特別であり、日本を代表する花になったのでしょう?
それは江戸時代に桜の好きな殿様が江戸中に桜の木を植樹したことから始まっているのです。
また、桜の木の下で宴会を交わし、交流する文化は日本だけです。これらは世界的に希で日本人の文化でもあるのです。
日本人が桜の花を好むのは、深い理由があります。それは日本人の五感に関係しているのです。日本人は、色の好みが海外の人達と違い、色鮮やかな色よりも、中間色(パステルカラー)を好む。これらをカラー心理と呼びます。
桜は淡いピンク色が日本人に好まれるのです。また、甘いほのかな香りも桜の花にはあります。これらの五感の刺激から、桜の花が日本人に好まれるのです。但し、これらだけで日本人には桜の花は特別ではありません。
桜の花はぱっと咲いて、ぱっと散る。子供たちの卒業に合わせたように桜が咲き、ちらちらと散って舞う頃には、子供たちが入学式を迎えるのです。これらから、桜の花は受験の合格通知にも「桜咲く」「桜散る」など表現されるのです。
これら桜の花は学校の行事や春迎えの花として多くの日本人から愛されています。
日本は沖縄の南方から桜前線は始まり、北海道に渡るまでには、5月の中旬までかかります。
私の田舎、弘前城の桜は、日本一古い樹木や種類で日本一です。桜の花は関東と東北では色や香りに違いがあります。同じソメイヨシノでも違うのです。
それは、東北では空気が澄んで居ること、朝夕の温度差が大きいことが関係しております。桜のピンク色も東北では少し濃いめで鮮やかです。逆に関東ではくすんだような淡いピンク色になるのです。
例年なら、東北の災害地も4月の中旬から5月の上旬が桜が咲くのですが、今年は、桜見物が出来たとしても避難所生活が続いていると思われます。
但し、桜の花は災害地でも残っていれば間違いなく咲きます。一輪の桜の花に非難している人たちは救われるのです。そして、癒されるのです。
このように桜の花には、人の心を癒す効果「セラピー効果」があるのです。
ですから、災害地でも桜が咲いて欲しいのです。そして、桜の木の下で食事をし、宴会をして笑顔が戻ったらと願っている。
このように桜の花は、日本人には特別であり、特に今年はより一層特別な花になりそうです。
日本は必ず復活します。そして、東北は元気になります。これらを決意させてくれるのが、桜の一輪の花なのです。
今年の桜の花を見る目は違うはずです。多くの方々が桜の花の色と香りに心が癒され、元気づけられると思います。
皆様も、桜の花を今度咲いたらじっくり眺めて下さい。桜の花には不思議な力を感じるはずです。だから、桜の花は日本人には特別な花なのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、
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