実は、蜂には台風の予知能力があると言われています。春に女王蜂が最初に巣を作る場所が低い場合は、その年に必ず大型の台風が来ると言われています。
逆に巣を上に作った年は台風の少ない年なのだそうです。
観天望気という言葉は、昔の人々が空の様子や動植物の挙動から天気を予想していたことを指します。ハチ以外にも、カマキリやミミズなどの生物に関する観天望気があります。
現代は精度の高い天気予報がある一方で、たまには空を見上げて、自然のサインに目を向けてみるのも良いかも知れませんね。
「観天望気」は、雲や風、自然現象を観察して天気を予測することを指します。この言葉は、昔の人々が経験から得た知恵や気象条件と天候の変化を結びつけた諺にも関連しています。
具体的な天気のことわざや言い習わしもありますので、興味があれば覚えておくと日常の天気変化を楽しめるかも知れません。
例えば、「朝虹は雨、夕虹は晴れ」といった諺は、西から東への天気変化を利用しています。また、富士山に笠雲やつるし雲が出来ると天気が下り坂になることもあるそうです。
観天望気は、自然との繋がりを感じるスピリチャルな側面も持っているかも知れません。
台風が多い年は、それに比例するように「ハチに刺される人たちが増加します」。因果関係は、今年の様に、6月上旬の頃からアシナガバチやオオスズメバチが多く飛んでいました。
巣作りも早く、アシナガバチなどは既に木の根元などに巣づくりしています。
特にハイキングコース沿いの森林の樹木の下側に巣を作ると、散歩やハイキングに来た人たちが歩いていると、地面から振動が巣に伝わり、巣が襲われると予知したハチ数匹が刺しに来ます。
ハチは、人の黒いところ、帽子を被っていなければ頭を刺され、帽子を被っていたら、眉毛付近を刺されます。
また、低いところに巣があると低く飛んできますから腕なども、長袖を着ていても刺されます。
昨年、青梅の森ではハチの巣を二か所確認しましたが、樹木の高いところに巣を作っていたので、人を刺す被害はありませんでした。
昨年は、台風が少ないのと関東に接近しませんでした。
何故?ハチたちは、台風が来ることを予知できるのかと言うと、上空の「気圧や湿気」などの変化を本能的に感じ取れます。
今年の8月のように、毎日のように夕立があり、雷雨が多かったです。8月としての雨量は記録的な雨量になったようです。
こうした、蒸し暑い日が続くと、ハチは、高く飛べません。トンボもそうです。羽に湿気が付くと、羽を早く動かせないのと、エネルギー消費が激しいので、低空で飛ぶようになります。
現に、今年は8月時点で台風8号まで発生しました。例年なら台風のピークは9月です。それも10号程度が多く、関東などに接近や上陸は、何年かに一度ほどですが、今年は、もしかしたら台風7号と台風〇号と二度の接近になる可能性もあると思います。
今年の9月には三連休が二度あります。ハイキングや登山をするのには最適な月となります。それがも今年は「ハチに刺される人」が多くなると予想されるのは、既に先月から今月にかけて何人も刺されています。
私の地元の青梅でも、森林ボランティアの人たちが伐採などを行っているので、近くにハチの巣を見つけたら「駆除」してから作業をして欲しいとお願いしています。
私は、ここ50年以上ハチに刺されていません。それは、観天望気でハチの飛んでいる時期と種類でその年にハチの巣が多い種類が分かるからです。
木の下にハチの巣があれば、道沿いなら静かにゆっくり歩くなど用事もしているからです。万が一ハチに刺されたら、毒抜き用具「ポイズンリムーバー」という、蛇に嚙まれた時やハチに刺された時に応急処置として一番効果的です。
但し、素早く処置しないと血液内にハチ毒や蛇毒が入ってしまうと「痛みと腫れ」の症状と、何匹かに刺されると「アナフィラキシーショック」で死に至ることもあります。
例年は10人以下ですが、今年の様に台風が多い年にはハチに刺される件数も多く、死者も10人以上になる可能性もあります。
オオスズメバチなどは攻撃態勢を取ることがあります。それを分かっていれば、普通に飛んでいるハチに刺されることがありませんが、目の前に飛んでくると手で払ったり、大きな声を出したりすると振動として伝わるので「ハチが攻撃」して来ます。
今年の6月にもありましたが、オオスズメバチが私の目の前の高さに飛んで来て、目と目が合いました。
私は刺さないことが分かっていたのでじっとしてたら、私の左肩に止まり、何と5分ほど休んでいました。どうも私の肩に止まっていたら癒されているようでした。
オオスズメバチなどが攻撃する時には「カチカチ」という音を出して威嚇します。
アシナガバチなどは、足を下に下ろして、大きく見せて威嚇します。こうした状態になったら、手を動かしたりせず、じっとして出来ればしゃがみ込み静かにしていれば、もしかしたら刺されないかも知れません。
また、黒いぽい服や色の濃いシャツなどは刺されやすい色です。ハチ駆除の人たちは作業着が白と決まっています。白が刺されくい色と言われています。
これからのシーズンが「ハチの巣作り」が多くなり、ハチの巣の数だけ、ハチが多く飛んでいるから「ハチに刺されやすくなるということです」。
センスプロデュース研究所、葛西行彦