ボードゲームにもドーピング検査が・・

2006-11-29 18:00:59 | スポーツ
ロイターがチェスのドーピング検査問題をとりあげていた。

アジア大会=新競技のチェスにもドーピング検査
[ドーハ 28日 ロイター] 来月ドーハで開幕する第15回アジア大会では、新たに正式競技となったチェスの代表選手にもドーピング(禁止薬物)検査が行われることになった。国際チェス連盟(FIDE)が28日に発表した。
 ただFIDE幹部によると「一体どの薬物にチェス選手のプレー改善作用があるのかは見当がつかない」という。
 今回の決定は、チェスを将来オリンピック競技に昇格させるための布石にしたいFIDEの思惑もあるとみられる。
(ロイター) - 11月29日14時2分更新

”どの薬物にチェス選手のプレー改善作用があるのかは見当がつかない”→見当がつかないということはなく、見当はついているだろう。例えば、認知症で投与されるドネベジル(アリセプト)とか、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンといったモノアミン神経伝達物質が思い当たる。また、オピオイド(脳内麻薬様物質)という怖い物質もある(恐怖感を取り除く)。

ところが、どのクスリにもかなりの副作用があり、また、習慣性があり、やめるとボーっとしてしまうわけだ。


しかし、見方を変えてみると、どのクスリが禁止薬物になるか、ということが公表されたならば、逆に、そのクスリが脳に効く、ということを明らかにするようなことになるわけだ。それによって、大学入試の前に「ドーパミンドリンク一本飲んでおこう」とかということにならないことを祈っておく。

もちろん、チェスの世界に限らず、将棋や囲碁の世界だって、「名人位を取れるなら、寿命が20年短くなっても、廃人になっても構わない」と思っている棋士は多い。いずれ、対局後に尿検査が必要になるかもしれない。

が、羽織や袴といった嵩張る和服は、尿検査をごまかすための手品のタネのような怪しい仕掛けを仕組むにはもってこいというような気もする。  


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