タイム・トゥ・ラン(2015年 映画)

2020-05-13 00:00:45 | 映画・演劇・Video
A級とB級の中間位のカー・アクションがメインの映画。

舞台は米国南部のあるカジノ。ここのディーラーを長く務めた主人公は、給料が安い割に、裏の裏までマフィアの社長がやっている手口を知っていた。さらに内部の金銭管理とか、中国人がカジノとグルになってやっているマネーロンダリングことまで知っていた。

タイム・トゥ・ラン


毎週火曜日に大金を失う中国人がいて、翌日の水曜日に毎週大勝ちする中国人がいる。その金に目を付けた新人従業員が強盗の計画を作って、貧乏な主人公に持ち掛ける。貧乏ディーラーは、娘の難病の治療費、三十万ドルが必要だった。

ということで、新人従業員の練った計画で、総勢4人の犯行が実施されたのだが、慌てて逃げ出した気の弱い逃走役のせいで、残り3人は、三百万ドルを抱えたままバスジャックをするしかなく、パトカーが包囲したままバスはメキシコ国境に近いローカル空港に向かう。(いつも、悪役は中国とメキシコだ。犯行を実行しているのはアメリカ人なのだが。)

それで、窮地に追い込まれた主人公は、バスの中の調整役になり、警察とマフィアと気の短い犯行のボスや気の短い乗客たちの調整を行うのだが、担当の刑事は、実はマフィアの手先のわけだ。

ネタバレを書いてもしょうもないのだが、登場人物たちは、それぞれ数人ずつを殺してしまい、結果として、映画らしくうまく立ち回った主人公は必要な三十万ドルの10倍もの三百万ドルを得てしまう。もとはといえばマネロン用の滞留期間の1日を狙われたわけで、被害額を申告する者はいないわけだ。


さて、横浜や大阪には、カジノ計画が刻々と近づいているのだが、このようにカジノの社長(演:ロバート・デ・ニーロ)と市長と警察署長が懇意になったりするのだろうか。そもそもカジノには、元ボクサーとかレスラーとか必需セットなのだろうか。