将棋連盟の感染防止対策が注視される

2020-05-30 00:00:23 | しょうぎ
担当していた二ヶ所の将棋教室が3月から臨時休止中で、再開に向けての準備が始まっているが、感染防止対策として、手指の消毒、換気、マスクというような一般的事項だけでは済まないわけで、頭を悩ませている。

依頼先は、将棋連盟のHPを見ていて、5月29日段階で、具体的なものがないので失望しているようだ。「奨励会員は対局のつど手を洗う」というのが特別ルールらしく、いかにも部分的対策だ。

現在、困っているのは、「駒の消毒法」と「対局距離」。駒はプラ駒と木製があって、どちらもアルコール系はOKだが、次亜塩素酸はどうなのだろう。ハイターと思えばいいわけだが・・

調べると、ヒトコロナウイルスは紫外線にめっぽう弱いようで、美理容店などになる紫外線消毒器がよさそうなのだが、すでに在庫払底のようだ。マスコミに報道される前にすでに手が回っているようだ。

結局、将棋盤(ビニール盤と板盤)の上に駒を表向きで並べ、アルコールスプレーして、次にタコ焼きのように裏返して同様作業。乾いたら箱に戻して養生テープで封印し、ついでに盤の消毒も行うということかな。こどもばかりなので、ビニ手ということも難しいし、箸を使うというのもやってみると、ほぼ無理だ。形が先細りの五角形で不都合。

対人距離も大問題で、1mも難しい。飛沫感染防止には少なくとも「布マスク禁止」は必須で、間にアクリル板のような透明ボードをおいて穴でもあけようかと思うが、こども教室だと顔が机に近いのでうまくいかないような気がする。透明なビニールカーテンを盤の真ん中に吊るすのも、敵陣に手を伸ばすためには、下部をあけないといけない。カーテン吊るすのも仕掛けが必要。


そして、二ヶ所のうち、一方の地区センターは、他のカルチャーも休止中で、ついに「おうちdemo地区セン」コンテンツを始めることになり、『わんぱく将棋』」ページ作成。問題とこたえの掲載をはじめた。3回目までは、なかなか図面の形も決まらなかったのだが、やっと形になってきそうだ。

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その他、「はじめてのラインでビデオ通話」とか「タオルを使った体操」とかコンテンツ集増殖中なので、ぜひ覗いてみてほしい。(将棋は月2回更新。小学生歓迎!)



「観る将」向けのオンライン解説も希望があるようなので、「藤井棋聖の最年少タイトル獲得棋譜」とか「最年少タイトル妨害した某氏棋譜」とか30分編集でやってみたいが、棋譜使用権について少し調べてみようかと思っている。対局終了後は「棋譜解説記事には権利が発生するが。公開された棋譜には使用権も含めて権利は発生しない」と思っているのだが、どうだろう。棋譜は報道であり、解説は著作物であるという解釈。


さて、5月16日出題作の解答。

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9手目から13手目までが、ややこしい手順で、省略しやすい手が混じっている。大駒を捨てることで、地味ながら形を作っている。

動く将棋盤は、こちら。(flash版)

gif版。
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今週の問題。

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ストーリーを思いついてから考え進めた方がいい。そのうち初手は見えてくるが・・

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。

同一問題を半年ほど前に掲載していたので、追加で軽作を掲載します。

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