言語が影響?

2020-05-25 00:00:21 | 市民A
日本では新型コロナウイルスの被害が、拙策の割には他国より少ないということで、その要因「X」は何か?ということが推論されている。

よくでる話が、BCG、手洗いなどの生活習慣そしてマスク習慣(結果的に唾液の中のウイルス量が多いということがわかって、マスク習慣が必要だったことが見えてきた)。一つの仮説だった「弱毒だった第一波武漢ウイルスで国民に免疫ができていた」という珍説はすでに退場した。

実は違う要因を考えていたのだが、誰も言わないことを書くのは恥ずかしいので書かなかった。口ではしゃべっていたのだが。

考えている原因は、「言語」。最近、言い出した人が少し現れた。


あまり唾液を吐きださない言語のように思える。裏を返せば、夜の飲み会などで酒を飲むと、急に大言壮語になる人は多いのだが、宴会自粛の効果があるともいえる。

現象的には二つあって、

一つ目は、声が小さいということ。そもそも木と紙の家に住んでいると外国人から蔑まれているように、われわれの先祖は遮音性の低い家に住んでいた。また狭い。狭いのは今でもだ。電車は混んでいて囁けば隣の人と会話できる。大声を出すのは痴漢が出現したときぐらいだ。さらに言うと、例えば英語や中国語は、声を大きくしたり小さくしたりして喋る。英語なら、強弱強弱強弱強と発音すると、上手に聞こえるし、中国語は同音が多く発音の種類で区別する。

さらに自己主張(というほどのものでもないが)をする人が多く、おおげさだ。帰国子女や日本に帰化した人は日本語なのに大きな声でしゃべったりしている。


二つ目は発音。特に子音。ローマ字を書けばわかるが、日本語は母音が5つで子音は50音表と濁点、半濁点付きの追加があるが14。

英語は26文字で母音は同じくらいだが、子音はX以外はだいたい使う。特にPとかRとかJとかVとかTとか唾液付になりそうだ。Thというのもある。イタリア語は母音まで大きな声で発音する。ギリシア語はP音の連発だ。ギリシア人女性弁護士と仕事をしたことがあるが、英語を中断して国際電話でギリシアと話をしている時は、どうみても脅迫のような話し方だった。

もっともギリシアは直接民主主義発祥の国であり、市民が集まった大きな野外劇場で、政治家が政策をぶちあげるわけで、オペラ歌手のような声量が必要になる。

そして、きわめつけがアラビア語。右から文字を書くのだが、文字は28なのでABCと大して変わらないが。母音は3つで、AとIとU。日本の方言と同じで、I→E、U→Oと発音する地域が多い。というか共通語はコーランだが、欧州でのラテン語みたいな感じだ)。子音はたくさんある。

子音の種類だが、英語的に表現すると、KとかDとかRとか英語と同じような種類なのだが、KHとかDHとかというように「カハァ」とか「ダハァ」とか聞きなれぬ発音の子音がたくさん必要になる。かなり前に日本が権益を失ったアラビア石油の油田は、カフジ油田と日本では言っていたが、英語表示では「Khafji oilfield」となっていて、「カハァフジ」という感じである。

どうやって発音すればこの音が出るかだが、コツがあって、喉の奥に痰がからんだときに吐き出すときに出る音「カハァ」というようにするわけだ。発音練習を続けると喉がつぶれるはず。さらに、強く何かをするという時は、動詞を強く発音することになっている。叩くというのは、ダラバというのだが、強く叩くは、ダッラバと言うわけだ。


ところで、日本ではあまり大声で話す人は少ないのだが、帰国者、帰化者を除き、特にムキになって早口でしゃべりまくる有名人は誰かと言うと、たぶん現職の総理大臣ではないだろうか。時々、寡黙になるのだが。