アマガエルの出現

2020-05-06 00:00:02 | 市民A
実は、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」という小説を読んでいる。本気で読めば2時間25分ほどで読み終わる分量なのだが、自宅謹慎中だというのに連続した時間がとりにくく、一見別々だが実は強く関連している6つの短編を一つずつ読んでいる(あまり時間をかけるとごちゃごちゃになる)。5つ目が「かえるくん、東京を救う」という題であることは確認している。(既に読んだ小説なのに一向に既読感がないのも変だが)



それで、庭の整備をやっていると、芝生の上に小さな緑のゴミのような固形物があった。芝の緑とは少し違って、濡れているように見え、目を近づけると信じられない生き物がいた。超ミニサイズのカエルだ。目が付いている。足がないと思ったら、この2~3センチの物体が7センチくらいの全長になって飛び跳ねた。一眼カメラを取りに戻る暇はなさそうなのでスマホで撮影。レンズが汚れていたのを抗菌ジェルで拭いたばかりだった。

さすがに、飛び跳ねる瞬間は写せない。人間だったら、ジャンプする前には「せ~の」と予備動作が必要だが、カエルはいきなり跳ぶ。十回くらいぴょんぴょんして臨家に行ってしまった。



あとで画像を調べると、どうも「アマガエル」のようだ。外来動物ではないのだが、池や水田や河川に住むとなっているのだが、近くに池も水田も河川もない。

こんな小さな体で、一体どこから来てどこへ行くのだろう。そういえば、近くに人は住んでいるのだが、庭仕事が大嫌いな人がいて庭が荒野化している宅があるのだが、庭に池でも自然生成されたのだろうか。鳥と蛇が天敵なのだが、鳥も蛇もいるわけだ。心配でならない。

そして、村上春樹の小説との関係も気がかりだ。東京をコロナ禍から救うために、やってきた使徒かも知れないのだが、ここは横浜だ。最初の1ページだけ見ると、「かえる君」の身長は2メートルだそうだ。現実と小説が合作された夢が楽しめそうだ。