リトル・リトル・クトゥルー(東雅夫編 神話)

2019-05-29 00:00:54 | 書評
「リトル・リトル・クトゥルー」は800字以下で書かれた短い神話のことで、もともと米国でコミックとして神話をアマチュアから集めて優秀作を発表したのと同じ。その時にクトゥルー神話という名前で知られるようになった。そして日本では超短編クトゥルー神話として募集され250余編から111作が選ばれた。ちなみに800字の刻みだが、弊「ショート・ショート・エッセイ」は1000字前後で書かれていて、それくらいの分量。(きょうのブログは500字強)



言っては何だが、面白くないものもある。企画倒れのような空振り作品もある。

そもそも、米国には神話はないはず。あるとしたら先住民の貴重な昔話だが、白人の横暴の犠牲者になる。クトゥルー神話は、どちらかというとどこかにオチのある話でなければならない。

水槽の中で、カツオ節他の食材を利用して新しい生物を作って、少し大きくしてから生きたまま味見をする人が書かれていた。それなりの味らしい。それならと、材料に少しお金をかけるともっと旨い食品に変わるのではないかと、考え付くわけだ。やってみたい。