鳴門の鯛めし

2019-05-24 00:00:40 | しょうぎ
淡路島と本州(明石)の間の海峡が明石海峡、淡路島と四国(鳴門)の間が鳴門海峡だ。明石海峡で有名なのが「蛸(たこ)」だとすると、鳴門海峡の名物は鯛(たい)である。潮流が刻々と変化し、鳴門海峡を航行禁止にしている船会社もある。船は通らなくても力強く泳ぐ魚もあり、その代表が鯛であり、鳴門の鯛は身が引き締まっていていると言われる。



ということで、鳴門のあるミュージアムに行ったとき、海を少しだけ見ながら食事をしたのだが、鯛めしを食べる。まあ、いたってシンプルで、鯛の身は引き締まっているのだが、鯛めしにするなら引き締まってなくてもいいかもしれないと逆説的に思ってしまった。

刺身(あるいは活き造り)を食べるべきだったか。しかし、それではあまりに常識的すぎるような気もする。固めの鯛を噛みしめながら、海中を泳ぐ鯛や蛸のことをイメージしてみた。

ワサビがついているが、お茶漬けにはしない方がいい。メシの方にも濃厚なタレがしみ込んでいる。そういえば、板東や鳴門は醤油の産地でもあった。