アーツ千代田3331は玉手箱

2016-10-09 00:00:07 | 美術館・博物館・工芸品
東京都の文化発信基地の一つになっているのが、『アーツ千代田3331』。東京メトロ湯島駅から徒歩5分。誰がどうみても、元小学校。それもかなり大きい。こんな学校が、消滅するのだから人口動態の動きは劇的だ。一方で、老人ホームの不足が言われていたのに相続税の改正で節税用に老人ホーム投資が大爆発で、今は余っているらしい。一方で待機児童問題が発生。どうもうまくいかない。

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とはいえ、すでに文化発信センターはすでに活動中で、なかにはいくつかのギャラリー他が稼働中。

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まず1階に『家計簿は火の車』という展覧会開催中の部屋がある。ギャラリーと言っても無人。この大きな車を動かすことができるのだが、「指をはさまないように」注意書きがある。動かそうとしたが重くて動かず。渾身の力を出せば動きそうだが、作品を壊してしまいそうなのでやめる。千代田区の中を走って逃げるのは危険だ。

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次に2階では、『安野モヨコ、喜多川歌麿“浮世絵の遊女たち”』という魅力的な展覧会が開催中と思ったら、入り口のガラスドアが開かない。どうも開催日や開催時間が決まっていて、それ以外はクローズのようだ。無理に入ろうとすると警報が鳴りひびくのだろう。以前、表参道の岡本太郎美術館で前科あり。

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そして、別の階では人がいるにもかかわらず、中に入れないうえにドアをノックしてもだめな部屋があった。『ゆめのたね放送局東京スタジオ』。

ただ今、ラジオ番組 収録中。
入室厳禁、ノックも禁止

となっている。
聞かない局なのだが、インターネットでラジオを聞くということらしい。後日、30分くらい聞いたが音楽が流れているだけだった。


3階の奥の方には、貸しオフィスがあって、机ごとに貸しているようだ。机一つとPC1台で本社が千代田区の会社が出来上がり(だが、漫画喫茶と同じではないか)。