沖縄県民に差別用語を投げたのは

2016-10-21 00:00:53 | 市民A
沖縄県で、機動隊員が県民に対して「ぼけっ!土人!」とか別の機動隊員が県民に「こらっ!シナ人!」とか怒鳴り、県民からは「ヤクザ!」と言い返されたようだ。近くにいた右翼活動家が煽ったようだが弁明になってない。

一瞬、「大阪人みたいだ」と思ったら、大阪府警から出張で派遣されていた機動隊員だった。公務員なのだから、大阪に戻ったら大目玉かと思ったら、府知事から「よくやった」ということばを受けたそうだが、知事は実質的上司から大目玉を食らうのだろうか。

大阪といえば、人権都市として有名で、何種類もの被差別住民が集まっていて、一方で人権教育が盛んだ。教育は他県よりも熱心である一方、差別も格段に多いというのは、一見矛盾しているようで、実は人権と 差別というのは表裏一体になっていて、相互補完関係にあるといっていいのだろう。「差別がなくなると、人権派が不要になる」ということなのだろう。

一方で、「ヤクザ!」というのは一面の真実を含んでいて、よく「大阪には3種類の人間しかいない。『あきんど』『よしもと』『やくざ』だ」と言われ、この手の人たちは、3番目のカテゴリーに分類される。

確かに、大阪で丸一日、街歩きをすると、かならず喧嘩を見かける。

また、そもそも土人というのは土着民ということで、先住民族の意味である。確かに沖縄から樺太、千島までは縄文土器を使っていた先住民族がいて、その後、日本に渡来した弥生時代人が優勢になっていたのだが、ということは、先住民族侮辱そのものである。


差別感覚も時代によって変わり、最近は「白黒つける」というのがまずいらしい。大口病院殺人事件とか豊洲市場地下空間とか、カンニング棋士とかの報道によく出てくる「白黒はっきりさせる」という表現は、肌の色の差別で、白人は正しく、黒人は間違っているという意味を植えこませるための表現に近いということで使用は控えるべきだそうだ。白黒ではなく、正誤とか○×とか・・