油の回収方法を考えたら?

2016-10-07 00:00:37 | あじ
最初にタイトルを『油の回収方法を考えたら?』と設定すると、なんだか地面の下から湧き上がってくる気体状のベンゼンの処理方法のようだが、関係がないようなあるような。

もっともベンゼンは空気中にほとんど気化してしまうので、なんとか塞ぎ込もうとする方が、結局は害が大きくなるような気がするが、きょうの話は、もっと気化しにくい食用油のこと。

前振りが長くなったが、天ぷらうどんの話。

都内某所で「伊吹や製麺」といううどんチェーンに行った。うどんチェーンというと、神戸に本社があるのに丸亀と偽るチェーンと「はなまる」と名乗るチェーンが有名だが、「伊吹や製麺」は各種飲食店を少しずつ展開している。サイプレスグループというらしい。

同じ種類の料理なら購入コストの低減化がやりやすいが、違う料理だと簡単にはいかない。もっともブランドがそれぞれの料理により異なるので、利用者は気にしないのかもしれない。

ibukiya


で、天ぷら5種盛りうどん(温)720円を注文。

天ぷらは「エビ、インゲン、サツマイモ、ナス、かぼちゃ」。食べた順だ。

それで、神戸に本社のある「丸亀製麺」などでは、天ぷらはそのままうどんのツユにつけて、古典的天ぷらうどんにするか、皿にのせた状態で醤油をかけて単独で食する2種類の方法がある。

ところが、本店の天ぷらは、非常に大量の油分を含んでいるわけだ。その結果、醤油をかけて食べると、口の周りが油だらけになるうえ、体内に脂分が蓄積される結果が予想される。

あおいうことで、ツユの中に浸して油を落としてから天ぷらを食べることにするのだが、そうなるとそばのツユが油だらけになり、おいしい讃岐そばのツユを飲むのが躊躇われる(ためらわれる)。

よく工場などに用意される、海上に油分が流出した時に回収作業が行われるが、そばのツユから脂分を回収する方法を考えればいい。油分吸着にもっともすぐれているのは紙であるだろうから、和紙のような吸着紙を液面に落としてから作業をやった方がいいのではないだろうか。