くまさんの運命は・・

2015-06-01 00:00:04 | 市民A
三重、滋賀、岐阜の三県が近接しているとは実はよく知らなかった。地図をみて、ああそういうことなのかと確認。

事件は、イノシシの罠にかかった三重県のクマを、放獣する際、隣の滋賀県内で放したという信じられない行為から始まった。

捕獲したツキノワグマを連絡しないまま滋賀県側の山の中に放したとして三重県が謝罪した問題で、三重県はこのクマに取り付けた発信器からとみられる電波が受信された岐阜県海津市内を29日捜索しましたが発見には至らず、30日もクマを捜すことにしています。

この問題は27日、滋賀県多賀町でお年寄りの女性がクマに襲われて大けがをしたことをきっかけに、その10日前に三重県の職員がいなべ市で捕獲したツキノワグマを滋賀県側の山の中に放し連絡をしていなかったことが明らかになったものです。

放したクマが女性を襲ったかどうかは分かっていませんが、三重県の鈴木知事は29日の記者会見で「滋賀県でクマを放し連絡もしなかったことで滋賀県民の皆様に心配と迷惑をかけた。ありえない対応をしたことをおわびしたい」と述べて陳謝しました。(NHK)


実際、そのクマが女性を襲ったかどうかはよくわからないが、現在は岐阜県に逃走しているそうだ。実際、どの県でもツキノワグマは減少を続けていて、捕まえた場合は山奥に連れていって放すそうだが、特に岐阜県では、この2年間は例年の数倍の数のクマ目撃情報があるらしい。岐阜の山ではドングリが大凶作ということで、そこのところの問題を何とかしなければならないようだ。

先日、北海道でヒグマのことを教えてもらったのだが、クマ類は知能は相当高いそうで、好き好んで人間の世界に近づくわけではないということだそうだ。

で電波発信機だが、2キロ範囲の情報がわかるそうだが山の中で2キロはかなり範囲が広いし、20キロも移動しているようだ。道に迷っているのだろうか。いくら頭がいい動物でも、山の中ではどこに行けばいいのかわからないのだろう。

しかし、ドングリ不足の話は、いつも出ているわけだが、それなら、山の中にドングリをたくさん植えておけばいいではないかということになるのだが、そう考える人は少ないのだろうか。鉄砲もって追いかけるより効率的かつ合理的な気がするのだが・・