Manami Morita 『Colors』

2011-01-19 00:00:54 | 音楽(クラシック音楽他)
積んだままになっているのは、本だけじゃなくて、CDもある。これじゃ新譜を買っても、意味ないということになる。



といっても、CDを聴くというのは、本来そんなに大変な作業じゃない。本を読んだり、ブログを書いたり、その他何かをやっている時についでに聴くことができる。

とはいえ、ジャズってそういうように聴いていいのかよくわからないので放置していたのだが、ついに、タワーレコードの黄色のポリ袋の中に入っている何枚かの中からManami Morita  』を取り出す。

「ポスト上原ひろみ」という評判で、1年ほど前に買ったことを思い出す。どこかの広告で、クリアな弾き方とか書いてあったような記憶がある。

で、ジャケット。

かなり、デザインが入っている。紙製である。外側だけでなく、内側もいい感じだ。もちろん『』の通り白地にシンプルなイラスト。そして7色。

まあ、すべてのCDがこういうジャケットだったら、売上ももっと伸びるのだろうけど・・

そして、JAZZ。



上原ひろみとは、まったく似てもなければ別のもの。何の関係も、影響もないでしょう。それに上原さんってまだ31歳なのに「ポスト」じゃ引退選手みたいな扱いだ(結婚したからかな)。

あえて共通点を探せば、「ピアノ」というのと「バークリー音楽大学卒業」ということだけだろうか。同門。赤門会とか稲門会というのと同じと思えば、『バー門会』とでもいうのかな。日本バー門会の会長は渡辺貞夫。ただし、森田真奈美さんの入学した2006年から、入学テストが始まり、誰でも入れる大学ではなくなった。ポスト「バー門会」が必要かも。

冒頭に書いたように、「何かをしながら聴くJAZZ」ということには、ならない。何か超絶プレーみたいな感じはするのだが、かなり軽く吹っ飛ばして弾いていく。ああ、疾走感というのは上原さんと似ているかもしれないが、それは頭で考えたらということ。結局、3回回してみた。

COOLとかSPEEDといった単語が浮かんでくる。上原さんの方の球種はSPIRAL。

ところで、これを書くために、後で調べて驚いたのは、この『』だが、バークリー卒業時に、卒業制作ということで自主製作したものということだった。本の世界でいう自費出版。それが認められたわけだ。

さらに驚いたのは、このジャケットのデザインだが、Manamiさんが自分で描いたということだそうだ。それも30分で。

morita3つまり、神は二物を与えたわけだが、さらに追加すれば、元々、難関上智大学に入学していたのだが、それではJAZZができない!とJAZZの勉強でUSAに渡ったそうである。確かに日本でJAZZを大学で勉強となると、洗足学園ということらしいが、結果、またバークリーに行ったりするようだ。

もちろん、各方面に才能があるからといって、全方面で一流になるかどうかはわからないわけで、30歳になるまでの、ここ5年間が重要なのだろう。