元年のこと

2011-01-07 00:00:52 | 市民A
年末に、かなりの分量のゴミを捨てる。はやりの断捨離ほどじゃない。最近、記憶が遠くなってきて、「これは何だろう」とか思い出せずに大事な物を捨ててしまって苦労することがあるので、うかつには捨てられない。一応、不思議な物体の意味を思い出してから捨てることにしている。

そして机の引き出しの奥の方から出てきた3枚の高速道路の領収書。








思い出す。

昔々に、寒川神社に初詣に行った時、帰りに通った道だ。

茅ヶ崎インターから新湘南バイパスを使い、戸塚から保土ヶ谷までが横浜新道。そして第三京浜で港北インターで降りたようだ。

しかし、ほぼ毎年、相模の国の守護神にお伺いを立てに行っているのに、なぜこの年の領収書があるか。

よく、数字を見ると、2枚は、「1.1.8」となっている。残りの1枚は、「89/01/08」となっている。

1.1.8は平成元年1月8日を表し、89/01/08は1989年1月8日を意味する。

これ、平成の初日なのである。大正、昭和の場合、前天皇の御崩御の日から元号が変わっていたが、平成からは、翌日から元号が変わることになったそうだ。

89年表記の場合は、まったく事前準備は不要だが、1.1.8の場合、準備周到にして、しかも早出しの失敗が許されないわけだから、関係者は大分苦労したと思われる。

まあ、突然の休日となったので、「初詣にでも行くか・・」ということになったのだろうか。

その後、22年間が過ぎる。

自分の年齢には22歳の馬齢が上乗せになった。平成時代はまだまだ続きそうであるので、やや冴えなかった日本の今までの22年のリカバリーができるのかどうか、今のところよくわからない。


ところで、有料道路の料金は、当時と現在とではどう変わっているのか。同じ区間を比較してみる。

第三京浜。  30円 → 100円。 3.3倍

横浜新道。 100円 → 200円。 2.0倍

新湘南バイパス 300円 → 無料実験中で、タダ。

合計    430円 → 300円

どうも、割り切れない感じだ。