新三冠王への道?元強豪を達人戦送りに?

2011-01-08 00:00:03 | しょうぎ
棋王戦の挑戦者に渡辺竜王が這い上がった。竜王戦では、勝敗の結果よりもさらに押していたように感じていた。現在、七大タイトルは、羽生3、久保2、渡辺1、広瀬1といった状態で、竜王の二つ目のタイトルが棋王になるのかどうか、興味がある。

久保棋王との対戦で、竜王の方の作戦がどうなるか。得意の腰掛銀の可能性はゼロだろう。まったく想像できない。

ところで、記事を書くために、各棋戦情報を調べていたら、2010年の「達人戦」で、佐藤九段が優勝していた。谷川九段を破ってのもの。

しかし、本来、A級棋士同士が戦うような棋戦ではなく、元タイトルホルダーで、高齢で弱くなっても引退しない方々のクラシカルな将棋をクラシカルなファンに楽しんでもらうためのタイトル戦だったはず。内藤さんや加藤さんといった棋士だ。

しかし、10人の出場枠を決めるときのルールをよく読むと、40歳以上でタイトル経験者やA級在位歴あたりで決めるようである。そして、この40歳というルールが問題で、今年初参加の佐藤九段の1年後には、羽生、森内、郷田、藤井といったまさに現役のA級棋士が大量に参加資格を得るはずだ。

選考基準は、
1.「40才以上の現役棋士」前回優勝者・準優勝者に優先出場権
2.タイトル保持者
3.永世称号者
4.竜王戦1組通算5年以上在籍者および順位戦A級通算5年以上在籍者
5.タイトル獲得経験者
6.タイトル挑戦経験者
7.竜王戦1組ならびに順位戦A級在籍者

これでいいのだろうか。



さて、12月25日出題作の解答



▲2一金 △1二玉 ▲2二金 △同玉 ▲3一角 △2三玉 ▲3四金 △1二玉 ▲1三香 △同金 ▲同角成 △同玉 ▲2三金打 △1四玉 ▲2四金寄 △1五玉 ▲2七桂 △同と ▲2五角成まで19手詰

あまり、どうということのない問題。

動く将棋盤は、こちら




今週の問題。いつものような感じで、繊細に一暴れすれば詰む(はず)。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。