職団戦、微妙に終わる

2010-04-17 00:00:38 | しょうぎ
98回職団戦が4月11日に東京綾瀬の東京武道館で開催された。なんとなくヤドカリ選手として連続して出場しているが、今回はC級へ。まず、眠気覚ましのために、最近行われた詰将棋解答選手権の、初級問題(1~5手)と一般戦問題(7~17手)をプリントして電車の中で解くことにする。

初級は、全6題を45分、一般戦は全6題を90分で解くことになっている。が、実は、初級の第一問でてこずる。10分考えて1手詰であることに気づく。その後、全12問のうち11問を45分で解いたのだが、最後の1問は迷路に入り解けなかった。対局の合間に考えたがわからず仕舞となる。嫌な感じだ。

そして、綾瀬駅に到着し改札を出ると、そこで待ち合わせているチームが多い。要するに1つの会社から複数チームが出場する場合、駅前集合で、当日集まったメンバーを二つのチームにわけるということだ。ある幹事さんは、携帯でメンバーを確認しているが、1チーム5人必要なのに、2チームで7人しかいないようだ。どうやって2チームにまとめるつもりなのだろう。まあ、そんなお手軽チームには負けたくないものだ。



そして、詰将棋を解いた効果か、第一戦は予定時間1時間なのに、15分で快勝。途中で詰みまで読んでしまった。そして、実に第二戦も15分で快勝。どうも、軽く見られたのか、囲いもできていないのに力ずくで攻撃にくるわけだ。まあ、仲間うちでは無理攻めが通用しても、こういう場所では、無理だ。だいたい同じクラスなのだから、そんなに簡単に攻め潰せるはずがない。

二局ともあっという間に終わったので、手持ちぶさた。といって、席に座っていると、打ち破った相手が目の前にいるというのも味が悪い。広い会場内の散歩をしたり、撮影したりとか、結局、将棋大会に行ったのに1万歩も歩いてしまった。

そして問題の第三局だが、難解の極みとなる。終盤で、相手が△7七とと銀を取ったところが問題の局面。実は、この局面をコンピューターで解析すると、2種類のソフトのいずれも▲6二金を選択する。一つのソフトは「先手やや良し」だがもう一つのソフトでは、後手やや良しということになる。



ここから、▲6二飛成 △同銀 ▲7二金 △9二玉(▲6二同玉は詰)に▲9三銀と詰まないのに詰めにいったのが敗着。△9二玉に、▲8二金打 △9三玉に、一端▲7七同桂と取り、△4九飛には▲5七角打が逆詰めろになる。いずれにしても簡単には決まらない場面だった。チームもこれにて敗退となる。

2勝1敗で勝ち越したので、まあ、これが出場最終回となっても、いいかな・・



さて、4月3日の出題作の解答。



▲3三銀 △同玉 ▲2二銀 △2三玉 ▲1三銀成 △3二玉 ▲3三銀 △同玉 ▲2二飛成まで9手詰。

銀のさかさ揺りかごである。

動く将棋盤はこちら

今週の問題。



適度に難しいかも。正確な読みが必要か。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記入いただければ正誤判断。