テレビをめぐる二つの私的な話

2010-04-01 00:00:50 | マーケティング
今、このエントリの下書きをWORDで書いているのが3月31日の夜。まもなく、テレビに関して二つの出来事が起きる。

一つ目は、現在契約しているケーブルテレビが、放送事業をギブアップして、ケーブル施設会社に特化し、放送主体を東急系の「イッツコム」に売却したこと。4月1日午前0時に切り替えだ。

もともと、不高率な「第三セクター方式」の運営であり、テレビおよびインターネットの高速通信化で、かなりの設備投資が必要だったようだ。さらに、テレビのデジタル化が追い打ちになり、独自チャンネルの維持が困難になったのだろう。

インターネットにしても、複数のプロバイダーが激しく獲得競争をしているし、そもそもテレビだって、自分でアンテナを立てれば無料だ(NHK受信料は払わないといけないが)。


ということで、あと数時間で、イッツコムに移管になるのだが、かなり不安だ。

というのも、4ヶ月ほど前に1通の手紙がきて、契約をイッツコムに切り替えるかどうかの承諾書に合意のサインをして返送したのにかかわらず、「早く契約しないとテレビが見えなくなります」という内容のメールが届いている。

さらに、メールもこのケーブルテレビをプロバイダーにしているのだが、イッツコムになる。同一アドレスのまま使用できることになっている、とのことだが、どうなることか。では、どうすればいいのか。といっても、あと数時間、無事を祈って待つことしかない。スペースシャトルの帰還と同じだ。午前0時になってもテレビ画面が暗くならないことを祈るだけだ。

無事じゃない場合は、そもそもこのブログに簡単にアクセスすることだってできないわけだ。携帯で読んだり、コメントを書いたりしなければならなくなる。


テレビ話題の二点目は、エコポイント。

先週、出張先のホテルで、普段は見ない朝のNHKのニュースを見ていたら、「3月31日で、テレビのエコポイントの適用機種が大幅に削減され、そのため、家電量販店では大安売りをしたり、ユーザーは駆け込み需要に走っている」、との報道だった。

「エコポイントがなくなるなんて・・」

初耳だった。NHKの解説では、これで、景気は今後大きく冷え込むだろうとのことだった。

景気のことは、後回しだが、なんか今買わないと損なような言い方だが、もう時間がない。実は、慌てて買いに行ったわけだ。

行け!ヤマダ電機へ、だ。

前に買ったテレビのエコポイントをJCBギフト券に交換してあるので、その商品券を代金の一部に充当すればいいわけだ。



それで、テレビの2倍ほどの大きさの段ボール箱が、まだ健在なアナログテレビの横に置かれたのだが、既に大型のデジタルテレビは別室で稼働中である。今さら焦らなくてもよかったわけだ。


さらに、本来、買いたかったのはブルーレイレコーダーだったのだけど、その替わりにテレビを買ってしまったわけだ。


そして、最大の不幸があったわけだ。


まず、エコポイントがなくなるわけではないわけだ。省エネ度の低いタイプのモデルが対象外になり、全体の1/4程度の機種は、引き続きエコポイント対象のままだ。

NHKで放送していたような格安テレビは店頭では売られていないなあ、と漠然と感じていたのだが、ふと我にかえって型番をメーカーのHPで調べると・・

2010年型の新型である。新年度エコポイントの対象である。あわてて買う必要はまったくなかった。高かったはずだ。



それで、段ボール箱から出そうと思ったのが、4月1日に控えたケーブルテレビの運営者交代が無事に終わってから、箱から出そうかなと思っている。


ややこしい話を二つ同時に進行させるのは、女性問題と同様にハイリスクだからだ。


とりあえず、何度書いても難しいエコポイント申請書の作成に没頭することにする。