日本の方向を決める一人

2010-03-16 00:00:55 | 市民A
fukusima今、日本の政治的指導者は三人いる。連立内閣だからだ。

一人は、もちろんY.鳩山氏(あるいは小沢氏)。もう一人は亀井静香氏。そしてもう一人は福島みずほ氏である。国民新党は、亀井静香的個人的政党という文脈の中にあるわけで、実際には全国政党とも言えないし、早ければ半年以内に消滅してもおかしくない。しかし、社民党はそういうことにはならない。歴史と、少数ながら強固な支持者が全国的に存在しているから、比例代表的な制度がある限り、国会議員を確保するだろう。

ところで、会社からほど遠くないところに、福島みずほ事務所が、転居?してきた。新橋の日比谷通り沿いで有名ラーメン店の隣である。転居に(?)をつけたのは、今までどこにあったか知らないためだ。

しかし、党首であるなら、わざわざ、こんなパチンコ店の新装開店みたいにしなくてもいいのではないだろうか、と思うわけだ。夏の参院選比例区で出馬するのだろうが、 個人的運動なんか必要なのだろうか。

何となく、普天間問題で、党首辞任→社民党離脱&大臣辞任→第三極政党へ参加、という匂いを感じなくもない。

それもいいのではないか、と思う。

元々、彼女は人権弁護士から土井チルドレンとして政界入りをしたわけで、別にルーツが旧社会党の闘士というようなこともないわけだ。日本を二つに割ってまで、あるいは日米関係を分断してまで基地を追っ払おうと考えているのだろうか。


去年沖縄に行った時に、色々と感じたのだが、米軍基地に反対している人たちの中には、「反米主義」だけではなく「反日主義」の人もいるということ。

もちろん明治以来の大日本帝国下では、間違いなく国の支配者の心の中には差別(というよりも区別)があったのだろう。満州開発には国家予算の多くをつぎ込む半面、沖縄の民衆は貧困のまま放置され、そして、戦争末期には見捨てられた。底流的な気持ちはよくわかる。

しかし、現在、沖縄県民を誰が差別しているのだろうか。あるいは、基地があることが差別というのだろうか。(あまり言いたくないが、日本国に併合される前の琉球王朝というのは、日本以上の搾取的封建王制だった。)


いずれにしても、来週後半からはこの問題で大騒ぎになるのが目に見えているわけで、最後は社民党の問題に帰結するだろうと思われるわけだ。


ところで、この事務所から日比谷通りを南へほんの僅か歩いたところに、浅野内匠頭長矩終焉の地という碑が立っている。1701年に起きた忠臣蔵の実録版だ。江戸城内で抜刀した浅野長矩が即座に逮捕され、江戸城不浄門から新橋にあった田村右京の屋敷にお預けになり、即日切腹となった。時の綱吉将軍は、犬には優しかったが不届き者の大名には冷酷だった。

さらに、そのまま日比谷通りを直進し、田町駅の近くに行けば「薩摩屋敷」がある。1867年に焼き討ち事件があり多くが犠牲になる。その後、薩長軍が幕府軍を倒し新政府が樹立される。

つまり約150年に一回、不吉なことが起きる道ということだ。