柔道グランドスラム

2009-12-13 00:00:38 | スポーツ
柔道など観に行った。東京千駄ヶ谷の東京体育館。2階自由席。そういえば数ヶ月前にここに来た時には、将棋大会で、一階のアリーナ中央で対局していた。上から下を見下ろすのと、下から上を見上げるのではずいぶん風景も異なるし、気分も違う。

judo1やはり、観客になるよりも選手の方がいいが、そんなこと言っても柔道の国際大会だ。しかもこういう国際試合のポイントの積み重ねが世界ランキングに結びついて、オリンピックや世界選手権の出場資格になる。旧嘉納治五郎杯が少しレベルアップしたようだ。2009年は、パリ、モスクワ、リオデジャネイロと柔道の盛んな都市を回って、最後が東京。(解説書には、25都市を結ぶワールドツアーの総決算!となっているが、意味はわからない)

それでいつも柔道の試合で思うのだが、開始時間だけがチケットに書かれている。午前9時半とかだ。そしてテレビの放送が夜7時なので、うっかり夜6時ころに行くと、表彰式だけを見ることになる。

もっとも、観客は元柔道マン(ウーマン)と現役柔道マン(ウーマン)がほとんどなので、そういうことは常識なのかもしれない。

judo2本当はヒイキ選手もいるのだが、日程の都合で他の日に行ったのだが、やはり現地で観るのはテレビで映らない部分も観ることができる。

決勝の前の休憩時間には、表彰式に登場する振袖ギャルが大人気で、外国選手やコーチ(もちろん男性)は、ギャルの中に入って記念撮影をするのだが、記念撮影の順番待ちの列をごまかす奴等が現れる。もちろん欧州の二流国だ。

試合の解説など書けるわけもないのだが、この競技はやはり、若干のかけひきとか頭脳プレーも必要というように思えるわけだ。ただ、あまりにも卑怯に逃げ回る選手が、結局逃げ切れずに投げ飛ばされると、より会場が盛り上がるわけだ。

観客席の方の事情というのもやや複雑で、どうも柔道をするような人たちって、かなりお行儀が悪い。私語は多いし、前のあいた席に後席から足を伸ばしたりする。くさい。

judo3そして、表彰式だが、韓国の国旗というのは、本当に難しい。縦横右左裏表微妙に異なる。かなりの確率で表彰式の国旗掲揚で向きが異なる掲揚となっているのだろうが、日本人が間違えた場合のみ国際紛争になるのだろう。その点、日本とスイスの国旗は、お気軽だ。間違えてもOKだ。

そして、国歌。全員起立までして、国歌吹奏に合わせて歌う観客はほとんどいない。感じでは5%。外国人選手からみたら、まったく理解できないだろう。もちろん原因は国歌のメロディではなく、歌詞の方だ。

戦後日本の長年の課題。

社民党も、どうせ1年しか政権に就かないのだろうから、ただ1点、国歌の作詞について提案したらどうなのだろう。(ただし、社民党は国歌のメロディについても否定していたのかな?あれはあれで、雅楽と洋楽の折衷案みたいなところもあって、近代日本の苦悩みたいな気分がよくでているのだと思っているのだが)

みたいなところもあって、近代日本の苦悩みたいな気分がよくでているのだと思っているのだが)

そして賞金大会だった。優勝者が受け取るパネル大の小切手には、『●5000』と書かれている。●の文字が遠目でよく読めないが、たぶん「円」とか「ウォン」ではないだろう。