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新聞情報では、読者数が落ち込んで2万部となっていた、と書かれているが、私の読者番号が5000番台であるところからして、実際には1万部程度だったのではないだろうか。
村上春樹氏によって望外の利益を得ている新潮社なのだから、多少の赤字には目をつぶってもいいではないかと思うが、他の雑誌よりもかなり悪い成績だったのだろうか。
あまり信じられない新潮社からの「おしらせ」によれば、理由として
1.厳しい出版状況で、全社的に雑誌部門の見直しをはかった。
2.20年間の健闘はあったが、今後の収支改善が見込めないこと。
3.インターネットの普及で国際政治経済についての月刊誌の役割が変化したこと。
の3点があげられていたが、要するに歴史は長くても赤字である。そしてその直接的な理由は読者離れであり、要因としてはインターネットで瞬時に情報が伝わるため、月刊誌という悠長な媒体では不十分だからということだろう。
読者としての個人的意見としては、さらに
A.記事が多すぎること。
B.名誉棄損裁判で負け続ける「週刊新潮」のでたらめさが、本格的な政治経済情報誌であるフォーサイト誌の評判を貶めている。
C.民主党政権になってインサイダー情報がとれなくなって、ダイナミックな政治記事が書けていないこと。
といったところだろうか。
年の暮にちょっと悲しいテーマだったが、他社の雑誌をこれから探してみることにする。