無選別ししゃも

2009-12-23 00:00:08 | マーケティング
sishamoまったくの小ネタだが、最近親戚宅で食事をしたときに、最近のししゃもの話を聞いた。

「無選別シシャモ」というらしい。

まあ、想像の通りと思うが、メスとオスとがランダムになっているということ。

思えば、シシャモと言えば「子持ちシシャモ」のことを指すほど、魚卵を持った個体だけが売られている。メスだから子持ちとは限らないのだから、オスと子持ちじゃないメスはたぶん二束三文(いや二匹三文)だったはずだ。ペットの餌とか・・

しかし、個人的見解として、子持ちじゃない方も好きなわけだ。卵がない分、身が多い。

なにしろ、かなりの量が捨てられているのだろうと推測されるわけだ。その分、大量に捕獲しなければならない。子持ちかどうか選別するのも手作業だろうし、なかなか簡単ではないだろう。どこで選別するのかよくわからないが、漁場とその選別場所への移動分が運送コストが高くつく。

そういう意味では、無選別の方がずっといい。


さて、「シシャモ」という魚を漢字で探したが、よくわからない。手元の釣魚図鑑の一覧表にも載っていないのだが、よく考えれば、シシャモは釣らない。網で一網打尽にする。むしろ、大型魚の餌なのかもしれない。

名前はアイヌ語のような発音であるが、そういえばシャモとは「和人」を意味したような。

となれば、シシャモは「和人の死」を意味するアイヌにとって神聖な食べ物なのかもしれない。

ところで、シシャモを焼いてから食べるときに、個人個人で差が出るのが、頭と尻尾の処理である。頭や尻尾を残さず食べる人と頭だけを食べる人、どちらも食べない人。

私は、頭は食べるが、尻尾は食べない。本当は全部食べてもいいのだが、尻尾を残しておくと、仮に酔っ払っても、何本食べたかわかるわけだ。