パソコン高熱対策に苦心惨憺

2008-09-15 00:00:20 | マーケティング
今年の夏が暑いからか、安いパソコンを酷使しているためか、僅か3年で寿命なのか、あるいは単に設計上の不具合で、もうすぐリコールが発表されるのか実のところわからないが、特に難しい「詰将棋のソフト」など使って思考させると、20分程度でパソコンが熱くなり、シューン・・といって、いきなりダウンする。もちろんリカバリーも何もなし。30分ほどで立ち上げ、さらに一回再起動してから使うが、2回目のダウンは10分後。根本的対策が近づいているのだが、とりあえず簡単にできるクールダウンをしようと、考える。ミニマムコストで、延命工作ということ。



1.リコールを疑う
  まずメーカーのN社のホームページを見ると、同一グレードの機種が数ヶ月前にリコールになっている。これで問題解決で、無償修理か。と思って、詳しく型番を合わせると、リコールされた機種は、自分の使っている型より以前のもの。さらに、その前の機種はパソコンが熱くなるという欠陥を持っていたらしい。今まで、2年間は時々夜の間に回しっぱなしにして思考させたりしていたので、早めに寿命がきているのかもしれない。つまり、来年頃、リコールになる、とか。期待したいようなそうでもないような。

 感じは、コンデンサの劣化ではないかとも疑うが、安い部品でも解体修理はすぐ数万円だ。新型が買えそうだ。ただし、新型はVISTAになるという不都合がある。

2.温度測定ソフト
  CPUなどの温度を測定するフリーソフトをダウンロードしてみた。一般に、50度程度が妥当と言われるが、思考型のソフトを動かすと、60度、70度、80度とうなぎ上りになって90度に到達。パソコンが自動停止する。しかし、色々トライしていると、「バッテリー」と「電源」の両方を使うと、熱くなるということがわかったきた。バッテリーと電源のどちらかだけを使うことによって5度から10度くらい下がる。さらに、マルチウィンドウをたくさん開くと5度程度高くなる。こまめにウィンドを閉じながら作業することが重要。

  さらに、この温度レポートの窓を常時開いておいて、CPUの温度を見ながら、バッテリーを抜いたり、使わないウィンドウを閉じたりして90度に達するのを防ぐ効果がある。

3.メモリー増設の検討
  メモリーが不足していて、思考時間が長くなり、それがCPUの負荷に関係があるのではないかと思い、増設を検討してみる。現状が500MBで1GBまでOKのようだが、開けてみると、250MBが二枚入っていた。これが500MBが1枚であれば、500MBを1枚追加で買えばいいが、250×2だと、二枚とも新品に交換しなければならない。8,000円ほどであり、しかも効果については、まったく不明。

4、デスクトップの整理
  もともと、少しずつ整理しているので今回は「背景」をなしにした。

5.パソコンを冷やす
  パソコンを冷やす方法を研究してみると、パソコンについている空冷装置をもっと大きくした器具(冷却台)があるようだ。要するに扇風機と、アルミ板による放熱。3,500円程度。

そして、もっとも安上がりな方法からトライしてみる。



まず、掃除機でゴミを吸い込む。ファンのゴミを吸い取る。これは簡単だが、ゴミが少ないので、効果はあまりなさそうだ。

次に、放熱板として、飼い犬から却下されたアルミ製のペット用冷却板を敷いてみる。しかし、失敗。パソコンの冷却用の空気を底面から吸い込む方式なので、冷却板とパソコンを密着させると、空気取り入れ口が塞がれてしまう。だいたい犬が使わないのにパソコンに使えるはずはないのだろう。犬の体温は90度じゃない。

そして、ついに有楽町のビックカメラに行く。といってもパソコンを買うのではなく3,500円の(ファンが3つついた)冷却台を購入。機種は多様であり、選択に悩んでいる間に、駅前での石破候補の演説会が、聞くことなく終わってしまった。政策がないのだろう。「安心と安全」というキャッチフレーズらしいが、中学生のディベート大会みたいだ。

さっそく、パソコンを乗せてみると、3つのファンは景気よく回り続け、いかにも効果がありそうだが、やはり空冷というのは心もとない。

その結果、このパソコン冷却台をペット冷却板の上に乗せ、さらにバッテリーだけで動かす。(充電が必要になったら電源に切り替える)

その結果、今のところ、通常で60度台の下。酷使パターンで82度ということで、なんとか復活したようだ。もっとも82度というのは異常もいいところだ。やはり次の機種の選定もボチボチと始めることにする。



そして、次なる問題が発生。この冷却台だが、パソコンの熱を周囲に放熱させる方式だが、そのせいか、室温が極めて高くなる。結局、部屋をエアコンで冷やすことになるのだが、単にその結果、パソコンの温度が下がっているのかもしれない。

そして、エアコンの室外機から排出される熱は、外気を温暖化し、エントロピー増大の法則が実証されているのだろう。