マタニティマークで問題は解決した?

2008-09-05 00:00:14 | マーケティング
2a66508b.jpgよく電車の中で、妊婦に席を譲る光景が見られるが、実際に、はっきりと妊婦とわかる場合は問題ないが、単に、少し太いというだけでは、なかなか声をかけにくいものだ。

論理的に考えると、

1.妊娠初期は外見ではわかりにくいので、妊婦であることを周囲に気付いてもらえない。

2.妊婦の方ではないかと思っても、勘違いかもしれないと思い、席を譲ることができない。

ということになる。

1は、妊婦の側からの論理で、2は席に座っている人の側からの論理である。譲られた方が、単に太っているだけだったら、あるいは単に体型が幼児型の人もいる(胴が太い方が内臓が大きく、長生きできるという説もあるかな)。

それらを一気に解決しようと登場したのが、マタニティマーク。自己申告制である。実は、全国共通ではなく、地域によってマークは異なるが、大同小異である。

これで、問題は一挙に片付いた、と思うわけにもいかないのは、別の問題が考えられるから。

もともと単に太っている女性は、「妊娠しているのかもしれない」と他人が考えてくれることもないわけで、「単に太っているだけ」とすぐに判ってしまうからだ。

しかし、男の場合、デブにはなんの言い訳もなく、単に対策を考えなければならないのだが、去年の今頃は「ビリー隊長に入隊」が流行っていたのだけど、隊長は今、どこに行ったのだろうか。おーい。


ところで、先日、東京メトロ半蔵門線から有楽町線に乗り換えようと、すでにホームに停車していた最後尾車両に乗ろうとしたら、なぜか女性客が圧倒的に(というか全部)多かった。何か変だな、と後ろから二両目にいくと、ほとんどが男性客だった。あまりに奇妙なので、時間にも余裕があったから、どちらにも乗らずに次の電車を待つことにしたのだが、後で考えると女性専用車両だったわけだ。ホッ。

しかし、女性専用車両の隣の車両には、逆に女性がほとんどいない、というのは、どういう現象なのだろうか。