オカダと言えば、

2008-09-22 00:00:34 | スポーツ
神戸三宮から阪神電車に乗ったのだが、そこは、まったくの別世界だった。乗降客の多くが、各種新聞を手にしている。が、各種新聞もいずれも同じパターンだ。

阪神。

どうも、この地方では、「岡田監督」といえば、まだサッカー日本代表の座に座っている岡田監督ではなく、大学の同級生であるまだ阪神に所属する「岡田監督」のことらしい。錯覚かもしれないが、サッカー監督の方は、「岡田!」と呼び捨てにするらしい。

こんな、感じの見出しだ。

「三連戦は三本柱で三連勝」

大阪では、「三連戦」という一般名詞は、「次の阪神の三連戦」のことを指す定冠詞「the」のついた名詞のようだ。翌日からの阪神・巨人戦の予想のことだ。どうみても予想ではなく結果みたいな書き方だ。

そして、実際の週末の阪神対巨人三連戦の結果は、→→→「× × ×」。3ゲーム差が同率首位に追いつかれる。

新聞の語調からして、甲子園での試合かと思っていたら、東京ドームだった。甲子園だったら、今頃、阪神電車は・・


ところで、話は飛ぶが、ことしが千年紀にあたる源氏物語関係の本を読んでいるのだが、須磨とか明石とか神戸に近い場所の地名が登場する。政変を恐れて、『源氏の君』が自ら左遷を決め込んで雲隠れする先であるが、源氏物語の中の重要人物の一人が「女三宮(おんなさんのみや)」。神戸三宮と関係があるのではないかと、ちょっとだけ考えてみた。

どうも深い関係はないようだ。女三宮は天皇の三番目の娘ということらしいし、地名の三宮は三宮神社を地名の語源にしているらしい。日本各地の郷で順位1番の神社が一宮で、三宮は三番目。八宮まであるそうだ。○○一宮という地名がよくある。

まあ、三番目の娘も、三番目の神社も、それなりということだろうか。阪神の最終順位も「3?」。野球の監督も「オカダ!」と呼び捨てになるのだろうか。