北朝鮮関連情報に二つの動きがあった。
第一は、中国による原油禁輸。
そして、第二は、北朝鮮の六カ国協議復帰。
石油が止まるとどうなるかだが、当然ながら軍備優先の国なので民生用からカットされ、寒く電気もない冬となる。しかも、都市部では多少の電気は必要なのだから、軍用の燃料を少しずつ取り崩していくはずだ。
さらに、日本海のミサイル防衛網がイージス艦配備により来年中に完成するとなると開戦のチャンスはさらに遠ざかり封じ込められることになる。
実は、世界史上、同様の例がある。
時は、1941年。場所、東京。この年、4回の御前会議が開かれる。
第一回:7月2日 独ソ戦開始に伴い、世界情勢の分析が行われる。対ソ戦には慎重な意見になる。
この直後に、アメリカが対日石油輸出禁止と在米日本資産の差し押さえを実行する。
第二回:9月6日 実際には、開戦に向けた最初の会議である。10月下旬までに開戦準備をすることと、一方、対米外交により開戦回避の最終努力を、並行して行うことが確認されている。
第三回:11月5日 交渉は進展せず、開戦開始日を12月上旬とし、交渉打ち切り日を12月1日と決める。
11月27日、米国側は日本の中国大陸からの完全撤兵を求めるハルノートを提示。日本側は最終通告ととらえる。
第四回:12月1日 12月8日の開戦を決定。この会議には、御前会議に出席しない全閣僚(現総理の祖父も)が呼ばれている。
その後、開戦直前の不手際で、ワシントンの日本大使館が暗号解読作業に手間取り、宣戦布告通知をワシントンで手渡すのが遅れる。
つまり、石油禁輸から開戦までの間に、
第一段階:情勢分析が行われ、開戦の得失が検討される。
第二段階:開戦準備と交渉の両面作戦を展開する。
第三段階:開戦を決定した上で、まとめる気のない交渉を続け、時間を稼ぐ。
第四段階:奇襲攻撃をしかける。
というプロセスが考えられる。
現段階が、どのレベルなのか。第二段階か第三段階か、それは大違いだ。
第一は、中国による原油禁輸。
そして、第二は、北朝鮮の六カ国協議復帰。
石油が止まるとどうなるかだが、当然ながら軍備優先の国なので民生用からカットされ、寒く電気もない冬となる。しかも、都市部では多少の電気は必要なのだから、軍用の燃料を少しずつ取り崩していくはずだ。
さらに、日本海のミサイル防衛網がイージス艦配備により来年中に完成するとなると開戦のチャンスはさらに遠ざかり封じ込められることになる。
実は、世界史上、同様の例がある。
時は、1941年。場所、東京。この年、4回の御前会議が開かれる。
第一回:7月2日 独ソ戦開始に伴い、世界情勢の分析が行われる。対ソ戦には慎重な意見になる。
この直後に、アメリカが対日石油輸出禁止と在米日本資産の差し押さえを実行する。
第二回:9月6日 実際には、開戦に向けた最初の会議である。10月下旬までに開戦準備をすることと、一方、対米外交により開戦回避の最終努力を、並行して行うことが確認されている。
第三回:11月5日 交渉は進展せず、開戦開始日を12月上旬とし、交渉打ち切り日を12月1日と決める。
11月27日、米国側は日本の中国大陸からの完全撤兵を求めるハルノートを提示。日本側は最終通告ととらえる。
第四回:12月1日 12月8日の開戦を決定。この会議には、御前会議に出席しない全閣僚(現総理の祖父も)が呼ばれている。
その後、開戦直前の不手際で、ワシントンの日本大使館が暗号解読作業に手間取り、宣戦布告通知をワシントンで手渡すのが遅れる。
つまり、石油禁輸から開戦までの間に、
第一段階:情勢分析が行われ、開戦の得失が検討される。
第二段階:開戦準備と交渉の両面作戦を展開する。
第三段階:開戦を決定した上で、まとめる気のない交渉を続け、時間を稼ぐ。
第四段階:奇襲攻撃をしかける。
というプロセスが考えられる。
現段階が、どのレベルなのか。第二段階か第三段階か、それは大違いだ。