誕生パーティ続く

2006-11-20 00:00:49 | The room of Sora
0e50956c.jpg昨日の誕生パーティは、あくまでも「女流棋士誕生」パーティであって、本物のパーティではないが、きょうは本物の誕生パーティ。なにしろ、血統書に記載されている。1歳。ワン。女流犬ソラ。

ペットショップで犬用ケーキを買うと3,000円以上する上、さらに甘くないので、人間はクリームを塗りたくって食べなければならないし、犬にとって、ケーキより好物はたくさんあるのだから不合理、ということで、ケーキは人間用にして、犬には蟹を。ところが、あまり蟹は好物ではなかった。

美食は長寿の敵であるのは、人間と同様なので、甘いものは、毎日、ほんの少しだけにしている。経験的には、リンゴのスライスを好物の大関格とすると、横綱はアイスクリームとマスカット(アレクサンドリア)。もちろん糖尿病になるから一口だけ。チェリー系はまったく口に合わないようだ。佐藤錦を口から吹き飛ばしたことがある。

0e50956c.jpgところで、この犬種は、ミニチュアシュナウザー(略してミニシュナ)だが、出身地はドイツ南部。犬種として固定されたのは1899年ということで、新しい方だ。スタンダードシュナウザーにプードルとアーフェンピンシャーがかけられているということなのだが、さらに遡ると、このスタンダードシュナウザーは、プードルと狼灰色スピッツとピンシャーとで作られたということだそうだ。スタンダードシュナは体高45センチ程度で、ミニシュナは35センチ、体重8キロ程度まで(ところがソラは、それよりちょっと大きい)。プードルはフランス産、ピンシャーはドイツ産、そして狼灰色スピッツはオランダ産だが現存していないそうだ。アーメン。

そして、このスタンダードサイズのシュナウザーは15世紀に現れたそうだが、となるとハプスブルグ家関係なのだろうか。現在では愛玩用なのだが、元々は厩舎の中で「ネズミ捕り用」に開発されたそうだ。「ネズミ捕り」は猫の専門分野のはずなのに、なぜ犬が?

この話、ある仮説をもって現在調査中なので、そのうち改めて書いて見たいが、仮説のキーワードは、「魔女狩り」と「病気」だ。

0e50956c.jpgそして、ミニシュナも動きがまるで猫のようで、両手を別々に使って、パンチを出したりする。猫と同じようなジャンプをする。爪とぎが好きだ。木には登らない。そして猫より体重が重い分、破壊力がある。ただし、幸い、拙宅にはネズミはいないし、小作人を搾取して米俵を積み上げた土蔵もなければ、愛馬をつないだ厩舎もないので、本当の実力は不明だ。空威張りで景気よく吼えるが、カマキリにはいつも負けている。