ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

コイルブラケット

2007年03月23日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  桜の開花情報もチラホラ。

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画像はショベルヘッドエンジンのイグニッションコイルのブラケットです。

車齢が30年近くも経っているので、大抵の場合矢印の部分が壊れています。

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ブラケットの2つの穴は矢印の特殊な形状のボルトに取り付けられますが、ブラケットの穴が長穴になっているのに加えて、座面が小さいのにも破損の原因がありそうです。

厚手の平ワッシャーでも間に挟んでおけば、チョットましな気もいたします。

長穴になっているのは、シリンダーヘッドとオイルタンクの間は、意外とスペースが狭いために位置を調整するためですね。

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左側はブラケットの上下を切り取って、裏側に5mm厚のフラットバーを溶接して、ペイントするためにサンドブラスト処理をしたものです。

右側は裏側の様子で、ペイントも終えたところです。

純正品とはカタチが変わってしまいますがダイブ丈夫になりました。チョット重いのですが。

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実際には溶接する前にも何回となく仮付けしたりして、穴の位置などを確認してから作業を進めますので、完成してから「アレッ」ということがないように・・・。

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マホガニー製!

2007年03月22日 | 乗り物

人気blogランキングへ  予報通り曇りがちですが、昨日までの寒さと違います。

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世の中には趣味に多大な時間を惜しみなく掛ける人がいるようです。

木目調に見えるボディはマホガニーを磨き上げた本物の木目だそうで、これの製作に600時間!シトロエン2CVのエンジンを使った車体全体に費やした時間は2000時間!

最高速度は160km/hも出るそうですが、チョット怖そうですね。

日本では法規が”何とも”で、こうしたことが手軽にはできにくい環境ですが、2000時間も掛けた手軽ではない”執念”にも思えるところは見習いたいものです。

詳しくはttp://home.clara.net/peterfrost/tryaneii.html(先頭にhを付け加えてください)

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焦げてる!

2007年03月21日 | スターター系

人気blogランキングへ  ”暑さ寒さも彼岸まで”とは良く言ったものです。

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矢印はバッテリーからスターターソレノイドまでのケーブルですが、ご覧のように焦げています。

原因はいくつか考えられますが、ターミナル部分の導通が悪くなって熱を持ってもコレほどにはならないと思われるので、過大電流が流れたのでしょう。

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ケーブルを作り直してスターターを回してみたら、スイッチを離してもモーターが回りっぱなしで止まらない!しかもバッテリーを充電したばかりにもかかわらず回転は重い。

重々しく、しかも回りっぱなしですから、ケーブルが新しくても熱を持って熱くなります。こうなることを想定してアースをすぐ外せるようにしておきましたから、すぐに対処できましたが、そうでなかったら再びケーブルをダメにするところでした。

ソレノイドの解説はコチラ

ソレノイドも外観上は新しそうですが、青矢印のナットは薄いものが使ってあるはずですから、前に作業した誰かが・・・・?

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プライマリーカバーを外せば、この辺りは点検できます。

スターターが作動しないときは、赤矢印のようにギアは噛み合っていません。

スターターボタンを押すと、リレーを経由してスターターソレノイドが働き、緑矢印の方向に動きます。

水色矢印のベルクランクの働きにより、スターターピニオンが黄矢印のように押し出され、リングギアと噛み合ってクランキングするわけです。

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ピニオンギアを手で引っ張ってリングギアと噛み合わせてみると、本来なら噛み合ったままで戻りません。

緑矢印はリングギアですが、この3枚合わせのタイプは1200から80cu,inの初期まで使われていましたが、エンジンが大きくなってからは強度不足で、ヒドイものは新車からそう走らないうちに壊れてしまった覚えがあります。

ピニオンギアは新しくみえるので、相性が悪いのか?でも何時から?

この車両はワタシは初めて手を掛けるので、メンテ歴は想像するしかありませんが、プライマリーケースがペイントしたてのように見えますから・・・・。

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カバーを外したついでにアチコチをよく見てみると、プライマリチェーンのオイル吐出口が外れています。引っ張ってみると本来の位置にスルッと入ってしまい、ユルユルですね。

”糊”で固定することも考えましたが、これほど?が多いとなると、他がどうなっているか分かりませんから、手が下されたと思われるところ全て要分解点検です。

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お、同じ!?

2007年03月20日 | バルブトレイン

人気blogランキングへ  寒いのは今日が最後なら良いのですが。

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ショベルヘッドエンジンのハイドロユニットです。

画像の右が社外品で左が純正品ですが・・・、

社外品はPRODUCT OF  U.S.A. 純正はMADE IN UNITED STATESと生産国の表記があります。

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まずキレイなガソリンで洗浄します。

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シリンダーの中のガソリンは取り除いてから、プランジャーを差し込んで指先で押すと、中の空気がスプリングになり、シリンダーとプランジャーのクリアランスが最小であると、いつまでも同じ状態ですが、クリアランスが大きいと空気が抜けてしまいます。

今までの経験では、このテストで抜けなければ実際の使用でも、まず問題はないのですが、在庫にあった社外品の新品は”緩い”のです。

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画像の上が社外品で、下が純正品ですが、どう見ても同じですね。強いて言えば矢印の部分の幅が僅かに違うくらいで、”ガソリンテスト”でも同様です。

価格も現地価格が79.95ドルと77.99ドルの誤差の範囲?

実際に使ってみないと何とも言えませんが、幸か不幸か暫くこの純正ハイドロユニットは仕入れたことがありませんでしたので、ワタシが知らなかっただけかも分かりません。古い年式の部品を供給してくれるのは誠にありがたいのですが、今後はこうした社外品の純正パッケージというパターンのようなことが増えてくるのかもしれません。

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オイルタンクは・・・

2007年03月19日 | オイルタンク

人気blogランキングへ  近々暖かくなる予報です。

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オイルタンクを外すと、普段は手が届かないところだけに汚れています。

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少々手間を掛けるとキレイになります。汚れたままでは気持ちが悪いですね。

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オイルタンクはバッテリートレイと一体になって、画像のラバーマウントでフレームから支えられていますが、上段のように変形してしまいます。下段は新品です。

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タンクをフレームに取り付ける場合は、矢印のところのブレーカーをクリップから外すと、速やかに作業が行えます。このときにフレームに干渉するタンクキャップを外しておきますので、ゴミなどがタンク内に入らないようにオレンジ色に見えるウエスを詰めておきます。

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モリブデンコートピストン

2007年03月18日 | ピストン

人気blogランキングへ  今日も夕方から寒い。

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開幕のF1は順当な結果でしたね。もちろんスーパーアグリやホンダチームにはもっと速く走ってもらいたいですが。クルサードがブルツの顔の前を通り過ぎたのにはビックリでした。

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価格の割りに評判が悪くないピストンキット、80cu,inショベルヘッドエンジン用で1台分の現地価格は100ドルチョット。

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同メーカーに、何とモリブデンコート仕様がありました。

価格は約50ドルプラスですから、それほどリーズナブルとは言えませんが、モリブデンショットのコストを考えると食指がうごきます。

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色が変わって見えるのは材質が違うのか、ワイセコの製品と同じように見えますが、形状は裏側も細部に至るまでソックリ同じです。

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これはTC88エンジンの純正ピストンです。1万km走行程度と思えますが、コーティングに磨耗はそれほど見られません。純正品と社外品に同レベルの品質は求められないような気もいたしますが、実際に使用するか考えどころですね。

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オイル交換しても?

2007年03月17日 | オイルタンク

人気blogランキングへ  ここのところ日が沈むと真冬のような寒さです。

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画像はショベルエンジンモデルの純正オイルタンクです。

ドレンからオイルを抜いても、ご覧のようにタンク内は・・・・・。

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何回かガソリンで洗浄しても、矢印のようなヘドロは残ってしまいます。

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長いドライバーの先にウエスを巻きつけて拭き取ってみると、メタリックなヘドロが・・・。

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その後も洗浄ブラシで内側を擦ってみたり、パーツクリーナーを吹き付けてみたりと、あらゆる手段を使い、ようやく完全に洗浄が完了しました。

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タンク底はオイルの供給ラインですからホトンド圧力は掛かりませんが、なんとなくオイルで湿っています。

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フィッテイングを付け直して、ホースも新品に交換します。

ハーレーのエンジンはドライサンプであり、オイルパンがエンジンの下にある単純なウエットサンプと違い、ホースによりオイルがアチコチへ行ったり来たりで、そのホースの中にも汚れたオイルが残ってしまったりもします。その上クランクケース内にも300~400ccのオイルも残りますから、オイル交換してもタンク内のオイルはすぐに黒く見えてしまいますね。

エンジン内部のオイルをすべて残らず抜くことは、オーバーホール時でないととても無理ですが、タンク内をたまに洗浄することは悪くないと思います。

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QuarterHalf?

2007年03月16日 | BIKE

人気blogランキングへ  今日はまあまあ暖かい。

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P_ox01w1_1 この情報は大阪のユウさんから勝手にいただきました。

SS-ISHIIからOX01W が発表されました。実物は来る東京モーターサイクルショーに展示されるそうですから、ご興味があれば是非ご覧ください。

250ccをクオーターと呼びましたが、その半分の125ccをクオーターハーフと呼んでよいかは分かりません。

ワタシの125ccのバイクの思い出は悪くありません。現在のショップを始める前は某外車(4輪)デイラーに勤務していましたが、石神井公園付近から池袋近辺までの道のりをCB125JXで通勤していたこともありました。

その当時に125仲間が居て、CB92(Y氏)CB125T(もう一人のY氏)と正丸峠を経由して、秩父までツーリングに出掛けた記憶がよみがえってきました。

自動車雑誌の営業部に勤務していたCB92のY氏は、その後故郷の宇和島に帰ってしまいましたが、消息は分かりませんね。もし心当たりがありましたら、ご連絡をお願いします。

奇しくも歴代のホンダ125スーパースポーツ?3台揃っての峠バトルは、面白かった記憶しかありません。そのCB125JXは新車で買ったのか、誰に売ったのかも憶えていませんが。

今から思うと、タイヤもフレームもサスペンションもプアなだけの、非力な小さなバイクを何の不安もなく目一杯振回した楽しさは、当時に同時所有していたドゥカティ450デスモにも引けをとらなかったほどで、その450デスモはショップの回転資金にするため40万円くらいで売ってしまいました。

また記憶をたぐってみると、今回のISHIさんのプロジェクトと同様の計画をワタシ自身で10年ほど前に考えていたことを思い出します。

当時から125ccは東南アジアで人気車種であり、4バルブ単気筒エンジンのモデルは各社からリリースされていたと思います。

スーパーグース計画が一区切りついたころですから、10年以上前ですね。

軽いバイクはパワーに頼らなくても充分早いし楽しめることを再度確認したうえで、登録が簡単な”原付バイク”に属する125に目を付けたのでした。もちろんCB125JXのこともありました。

100万円前後で1000台生産できるだろうかと結構本気で考えましたが、まあよくある話で夢に終わりましたが。

今はエイプベースのレースも盛んであるし、三宅島のレースのこともありますから、土壌的にはワタシが考えた頃より遥かに良いかもしれません。

イヤ~、うまく計画が進んでいただきたいですね。ワタシも欲しいし、何よりも乗ってみたいと・・・・。

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マフラーの容量(28)

2007年03月15日 | マフラーの容量

人気blogランキングへ  今日は曇っていて気温が上がらず寒い1日。

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KTMは元気が良さそう。R/C誌タケタヅ氏のスペインでの試乗会の様子は”世界の車道から”によりレポートされています。

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更に別冊モーターサイクル誌4月号にも詳しいレポートが・・・。

”バランサーシャフトとクランクシャフトが同軸に配置”という解説は疑問ですが、KTMジャパンのウエブカタログにはない写真も掲載されて、興味のある方はご覧になったほうがよろしいかと思います。

20年ぶりの新設計エンジンは、恐らくユーロ3の排ガス規制のためだと思われますが、ケーヒン製のインジェクションシステムとのマッチングも良いのか、厳しい排ガス規制も動力性能に悪影響は見られないようです。

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”跳ね上がったサイレンサーは、好みが分かれそうな斬新なスタイルだが・・・”とだけ同誌では評されている”煙突型”サイレンサーはアチコチで議論されていたような気がします。

単気筒なのに2本ですよ!

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もっとも単気筒2本マフラーは過去にも例があり、煙突型の最初は角度が多少緩やかとはいえ、2003年発表のヤマハXT660でしょうか?

オフロードモデルやモタードは、ノスタルジックである必要もないし、それほどエモーショナルに拘る必要もありませんから”好み”程度で片付けられ、斬新なスタイルもそれほど批判もされる危惧もありません。

そういった意味で、好きなだけの容量を得られるマフラーを装備できるモデルは、規制に縛られても乗って楽しいパフォーマンスが嬉しい存在です。

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ブリーザーバルブ③

2007年03月14日 | ブリーザーバルブ

人気blogランキングへ  今日も冬型の気圧配置で、強い風が吹いています。桜の開花はだいぶ遅れそうです。気象庁の開花予報は間違っていたそうですね。

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ブリーザーバルブは多彩な機能を持っていて、網付きの大きな窓のほか、赤矢印青矢印の小さなポートがそれぞれの役目を担っています。

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ピンク矢印はフライホイール室からの通路で、青矢印はプライマリードライブケースとホースで繋がっていますが、緑矢印のギア室との窓と正反対の位置にありますから、ブリーザーバルブの網付き窓がこの位置に回転してくると、ピストンは上昇している過程ですので、プライマリードライブケース内のオイルが吸いだされます。

赤矢印は何かというと、”ブリーザーバルブの画像の赤矢印のポート”と関係していて、ピストン下降時の圧力によりブリーザーバルブ内に溜まったオイルを押し出します。

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印の辺りにクランクケースに開いたポートがありますが、押し出されたオイルはオイルポンプ内の矢印に示す小さなポートを通り、細いホースを経由してプライマリーケースに導かれます。

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ブリーザー圧力はギアカバーの内部を通ってから、ピンク矢印のよう排出されます。青破線は細い通路になっていて、ギア室と分離したブリーザー室内に溜まったオイルを”ブリーザーバルブの青矢印のポート”からこの画像の赤矢印のポートを経由して、ピストン上昇時の負圧を使って吸い出します。

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この画像はギアカバー(カムカバー)のガスケットですが、矢印の部分を良く見ると2枚重ねてあることが分かるかもしれません。

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重ねてあるのはこの2枚で、外形は同じですから取り付けるだけでは不都合はありません。

しかし、ショベルヘッドエンジンにエボ用のガスケットを使ってしまうと、ブリーザー室を分離できないということになりますから、ブリーザーホースからの”オイルだらだら”という症状が起きてしまいます。

上記のような間違いや失敗は、まあ、それほど起きることはないと信じていますが、”オイルだらだら”や”オイルげろげろ”は他の原因も考えられますから、機会があれば紹介したいと思います。

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