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クラッチスラストベアリング②でも紹介したように、オイルスリンガーは矢印が示すリリースフィンガーとの干渉の痕跡があり、壊れています。
スリンガーは純正品と社外品では一見形状肉厚もほぼ同じですけれど、社外品の赤矢印の部分のプレスの角が純正の青矢印の部分と較べ、なだらかというか丸くなっているので区別できます。しかし耐久性はどちらが高いかは確認していませんが、いずれにしてもリリースフィンガーと干渉してしまうと壊れてしまうのは同じでしょうね。
写真の左下の壊れてしまったスリンガーの中央の穴が丸くなっているのが分かります。
スリンガーの中央の穴とプッシュロッドの関係です。穴が丸くなってしまうと具合が悪い事が分かっていただけると思います。
スラストベアリングは未だ無事でした。スリンガーはオイルを供給する役目ですから、このままではいずれベアリングも壊れてしまいます。
トランスミッション(レブテック)自体はまだそれほど長い時間使われていないようですが、ケース内部には大量の金属粉がありました。とてもスリンガーだけから出た量とも思えないので、レブテックミッションを使っていて気になる方は、オイル交換するときにサイドカバーも外して確認したほうが良いでしょう。
カバーを外した際にはキックのラチェットも点検しておくと安心できます。矢印の歯が磨耗していると”キックが抜ける”こともあり、思わぬ痛い目にあうことがあります。
ワタシはペーパーガスケットには液体ガスケットなどは使用しませんけれど、こうした合わせ面をキレイに清掃するのには、写真のようなスコッチブライトなど使うと手早くできます。
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多分シールが悪いと思いますが。
ミッションのオーバーホール自体は3万円くらいですが、付随する仕事のほうが多くなります。オイル洩れの対策でしたらミッションケースの底のスタッドボルトの入れ直しまでやるのか等々。
プライマリーケースの方も悪い場合も多く、バラす前に見積もりしても意味がなくなってしまうケースがほとんどです。明確な金額を言えなくてスミマセン。
こんにちは酢です。
こちらではミッションのサイドカバーのほう外して点検しています。
そこでカバー側のプレートに噛んだような跡がありました。
これはどのような時に付く傷なのでしょうか。
よろしくお願い致します。
http://osunopower.blog6.fc2.com/blog-entry-134.html
傷はギアについているプレートの両サイドにありました。
ですから、その傷跡に見えるのはメインシャフト側のキックギアを押した跡ですね。
ありがとうございます。
なるほど、それでキックギア側のプレートは半分が抜けていているのはその理由だったのですね。ここまで傷はつきそうなイメージはないのですが・・・。
まだ確実な組み合わせのイメージが浮かびません。
もうすこし学んでみます。
スルーアウトベアリングについても、前期のベアリング一体化のほうがいいのか迷っており、社外は問題ありという内容が気になっています。
社外品は形状は同じように作れるけれど、精度以上に材質と熱処理などがキチンと管理できているかでしょう。これで耐久性が大きく変わりますが普通は判断基準がありませんからね。買ってすぐ壊れたりしてから気が付く場合が多いのでしょう。
とても勉強になりました。
本来なら、古いバイクの部品は新品で手に入るだけでも有難いはずなんですけどね・・・・
そうですよね、ショベルでも30年近く昔のバイクですから。
直せるだけでもありがたいですね。