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ピストンエンジンは永遠か!な?

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ショベル オイルポンプ ④

2006年05月21日 | オイルポンプ

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オイルポンプシリーズもいよいよ大詰めです。

S21_3   

オイルポンプが作動する前は、チェックバルブのボールがスプリングに押されてシートに密着して、通路を塞いでいます。

オイルタンクはポンプより高いところにありますので、特にエンジンを停止した後はオイルの粘度も低く、ポンプギアの間をすり抜けてココまでやってきます。

チェックバルブの機能が悪くなると、オイルがクランクケース内に流れ込んでしまうのは、お分かりでしょうか?

S28_1 

冷えていたエンジンを始動すると、オイルも冷えているので流動性が悪く、油圧は最大になります。

まずチェックバルブのボールを押し上げて、①の通路からシリンダーヘッド・タペットガイドに油圧を送ります。

次にプランジャーが赤矢印の方向に動き、②の通路からコーンカバーを経由してコンロッドビッグエンドを潤滑します。

①と②に油圧を供給しても、まだ圧力が高いとプランジャーをさらに押し上げるので、⑤の通路が開きオイルポンプカバーのタンクからの通路に放出して、油圧を一定以下に保ちます。

*ここで④の説明もすると、リーリーフバルブの役目をするプランジャーは、ポンプボディ内のシリンダー中を上下にスライドしますが、スプリング側にも流れ込んでしまいます。そしてココに充満すると(充満しなくても)プランジャーの動きを阻害することになるので、通路が必要になるわけです。

S27_1

’80年以前のポンプの特徴はコノ大きいキャップですが、矢印で示す通路もあります。

ネジ山が合うからと、他のキャップを絶対に使ってはいけません。

24

何故ならば、’81年以降の④の通路が上の図のようになっているので、塞いでしまうとリリーフバルブのプランジャーが動かなくなってしまいます。

S30_3 

オイルポンプ③で予告した通路④の説明になりますね。

このクランクケースは’83年ですから、④の通路が開いています。出口は3.5mmのキリを差し込んだ青矢印の先になります。

しょべろーさんのご質問に関連していますが、'80年以前のケースには通路があいていないので、S&Sや純正の’81年以降のポンプを組み込もうとすると、ココに穴を追加工しなければなりません。

穴の角度が変なのは赤矢印のカバーボルト穴を避けているからです。

ワタシにとってもハーレーのオイルポンプが理解しづらく、あまり触りたくない時もありました。でも分かってしまえばソレほど難しいモノでもありません。まあこれは何事にも言える事かもしれません。

もう1回だけ続きます。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんばんは お疲れ様です。 (しょべろー)
2006-05-21 21:46:03
こんばんは お疲れ様です。
なるほど~といった感じで 理解できました。今日無事取り付け終わりました。シャフトとギヤのクリップにちょっと時間をとられました・・・明日オイル回してみます。4月からOHを始めエンジン、ミッション、配線とやっと1台終わりそうです。あと1台自分のが残ってます・・・北海道の短い夏終わらないうちに頑張らねば それでは また 
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北海道にお住まいですか? (ピストン)
2006-05-22 15:34:47
北海道にお住まいですか?

関東地方は既に梅雨模様ですよ。

あのクリップをワタシはこれからです。

老婆心ながら、ポンプはエア抜き(せめてホースだけでも)してください。

ガンバッテください。
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