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ああ お前もか!! ③

2006年05月14日 | ブレーキ系

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リペアキットのインストールには特に難しい問題はないと思っていましたが・・・・。

コレは何?

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リペアキットに付属の潤滑剤を放っておくと、液体の部分が揮発して固体分だけ残りました。

つまり、固体と液体が混在したルブリカントなんですね。以前どこかの掲示板で、フルードタンク内に粉末状の未確認物体があることに気がついて悩んでいる方がいましたが、正体はコイツです。

コンパウンドはペースト状の研磨材を表現する言葉として定着していますが、タブン語源のCOMPOUNDは混合とか調剤の意味です。

因みに辞書によると、WITHがつくと”事態を悪化させる”ということになるそうです。そうなるとPolish with compoundって?

with compoundはその他に、和解とか示談とかの意味も・・・・・。

ともかく付属のルブリカントをカップに塗っておきました。

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汎用のホーニングブラシを使ってシリンダー内を掃除します。

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普通はシリンダーに異物が入らないようにブーツを使いますが、このマスターシリンダーには”ワイパー”なるモノが使ってあります。矢印は空気が出入りするです。

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これでワイパーを押し込んで完了なのですが・・・・・。

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以前はディープソケットか何かで押し込めた記憶があるのですが、今回はウマクいかないので、写真のようなSSTを急遽作りました。

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これでウマクいく筈が・・・・、ダメでした。

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双方の形状はコンナ感じで、これではいくら押してもワイパーの周囲が潰れるだけで入る筈がありません。

どうして、前は入ったのだろうか?

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ワイパー自体の形状は新と旧は変わりがありません。強いて言えば旧いほうが硬いのですが、経年変化による硬さのようです。

ともあれ無理に押して壊すより、方法を変えたほうが良いでしょう。

原始的ですが、少しずつ押し込んでみました。

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ゴムをキズつけないように、古いマイナスドライバーの先の角を丸めたSSTを使うと・・・。

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無事終了です。

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レバーを付けてから、ブレーキラインが付く赤矢印のところから息を吹き込んで、青矢印のリターンポートから抜けるのを確認しました。

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フルードのエア抜きには写真の”ベンチュリー効果でバキュームを発生させる”ブリーダーを使います。

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各部が正常であると、ブレーキレバーを勢い良く握ると写真のようにフルードが飛び出します。

DOT5のフルードなら塗装を侵しにくいので良いのですが、グリコール系のフルードを塗装面に付着させたらスグに水道水などで洗い流さないと模様が出来てしまいます。

この写真を撮るのには苦労して、80枚くらい撮ってやっと成功しました。