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ハンドルがグラグラ?
このファットボーイは2000年モデルですから、もう6年も経っているのですね。
継続車検で入庫しましたが、ハンドルがチョットぐらぐらします。
矢印のスクリューを緩めたり外せば、パネルは簡単に外すことが出来ます。
矢印のライザーボルトを外せば・・・・・・。
アース線にも注意してください。
しかし、普段隠れているところは汚れていますね。
タンクには古い毛布を掛けておくと、無用なキズを防ぐ事が出来ます。
グラグラの原因は赤矢印の”キャップワッシャーの座屈”と青矢印の”ブッシュラバーのヘタリ”です。
白く見えるカラーの端面とブッシュの面が”ツライチ”になっているのも注意してください。
このまま使用していると、キャップワッシャーに過大な力が掛かり、変形してしまいます。
ブッシュ・カラー・キャップワッシャーと分解できます。
グラグラする割りに、各部品の痛みはそれほどでもないので、今回は省資源で・・・・・。
省資源メンテはカラーを1.5mmほどサイズダウンしました。
そうすると、矢印の部分にサイズダウンした分の締め代ができます。
結果は上々でした。
手間はブッシュを交換するのと、さほど変わりませんから、オーナーにとっても・・・・・・。
交換しか方法がないと考える方には邪道と思うかもしれませんが、ブッシュラバーの痛み具合が判定できれば、むしろ何でも交換より正当な方法ではないでしょうか?
以前見たブログで、バングラデシュかドコカの修理工場の風景がありましたが、凄かったですね。
大きな設備は古~い旋盤と鋳物設備(といっても手動のフイゴの炉と砂型を作る道具)で、あとは10歳くらいの子供が手やすりで仕上げるという、今の日本では到底考えられないものです。
きっと磨耗したブレーキドラムなど、鋳物で作ってしまうのでしょう。
交換部品がないと作業がストップしてしまう日本の事情とは、あまりにもかけ離れているので、とても同じ業界の話とは言えませんが、何か考えさせられるのではないでしょうか?