ピストンエンジンは永遠か!な?

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ライザーブッシュ

2006年05月12日 | モータースポーツ

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ハンドルがグラグラ?

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このファットボーイは2000年モデルですから、もう6年も経っているのですね。

継続車検で入庫しましたが、ハンドルがチョットぐらぐらします。

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矢印のスクリューを緩めたり外せば、パネルは簡単に外すことが出来ます。

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矢印のライザーボルトを外せば・・・・・・。

アース線にも注意してください。

しかし、普段隠れているところは汚れていますね。

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タンクには古い毛布を掛けておくと、無用なキズを防ぐ事が出来ます。

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グラグラの原因は赤矢印”キャップワッシャーの座屈”青矢印”ブッシュラバーのヘタリ”です。

白く見えるカラーの端面とブッシュの面が”ツライチ”になっているのも注意してください。

このまま使用していると、キャップワッシャーに過大な力が掛かり、変形してしまいます。

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ブッシュ・カラー・キャップワッシャーと分解できます。

グラグラする割りに、各部品の痛みはそれほどでもないので、今回は省資源で・・・・・。

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省資源メンテはカラーを1.5mmほどサイズダウンしました。

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そうすると、矢印の部分にサイズダウンした分の締め代ができます。

結果は上々でした。

手間はブッシュを交換するのと、さほど変わりませんから、オーナーにとっても・・・・・・。

交換しか方法がないと考える方には邪道と思うかもしれませんが、ブッシュラバーの痛み具合が判定できれば、むしろ何でも交換より正当な方法ではないでしょうか?

以前見たブログで、バングラデシュかドコカの修理工場の風景がありましたが、凄かったですね。

大きな設備は古~い旋盤と鋳物設備(といっても手動のフイゴの炉と砂型を作る道具)で、あとは10歳くらいの子供が手やすりで仕上げるという、今の日本では到底考えられないものです。

きっと磨耗したブレーキドラムなど、鋳物で作ってしまうのでしょう。

交換部品がないと作業がストップしてしまう日本の事情とは、あまりにもかけ離れているので、とても同じ業界の話とは言えませんが、何か考えさせられるのではないでしょうか?