ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ああ お前もか!! ②

2006年05月13日 | ブレーキ系

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今日は北海道と沖縄以外はホトンド雨のようですね。せっかくの週末がこれではバイク乗りは何をしているのでしょうか?お暇な方のために?今日は3連更新をしてみました。

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ブレーキマスターシリンダーのリペアキットが入荷しました。品番の末尾に”C”がついているのはアルファベット無し・A・B・Cと4回更新された部品ということなので、これを検証してみましょう。

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写真の上側が新しい部品です。一目で分かるのはリターンスプリングとピストンの形状です。

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スプリングの自由長が長くなっています。古いスプリングはヘタっているのか不明です。でも5mmも短くなるとも思えないです。

こうした巻き径の小さいスプリングは簡単にレートを上げられないと思います。線径を上げると全屈長が長くなりピストンストロークが短くなってしまうし、巻き数を減らしてレートを上げると寿命が短くなってしまうでしょう。ホントウはこういった余裕の無い設計は避けるべきでしょうね。

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ピストンのカップが嵌る部分の径を測ってみると、

  • 新   ①12.40mm     ②13.0mm
  • 旧   ①12.35mm     ②12.95mm

この差は公差なのか、設計変更なのか微妙なところですね。

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Oリングの太さは 新 2.55mm    旧 2.65mm

古いOリングは膨潤して太くなっているかは不明ですね。

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ピストンキャップの径まで違いますね。  新 10.9mm    旧 11.0mm 

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リペアキットには潤滑剤が付属しています。

05 1200Rさんからいただいた情報では04以降の潤滑剤は変更になったそうです。

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潤滑剤と塗布し仮組みして一旦押し込んでから、スプリングの力で戻った位置は写真に較べて、写真のリペアした方は「スプリングが長くなった分」は手前に来ています。

手に感じる動き始めの渋さは、プライマリーカップだけではスゴク良く感じますけれど、セカンダリーカップのOリングまでいれると大差はありません。

それで分かった事は?

セカンダリーカップのOリングを執拗に?使っている限りでは、戻りが不良になる可能性は残ると思っていたら、リターンスプリングを長くして対処してありました。

ああ お前もか!!の記事を書いた時点では勿論部品を見たわけではありません。リターンスプリングの設定を疑ったのは当っていたようで、もしかしたら04以降の部品もコソッとセッペン(設計変更)してあるかもしれませんね。(まるで○菱みたい?)

HB?

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今までに余り聞いた事がないHayes Brakeは最初のハーレーダビッドソンのデイスクブレーキもOEM供給していたようで、色々な分野でのブレーキ部品を生産しているようです。サイトを不自由な英語力で解読する限りでは、ハーレーダビッドソン モーター カンパニーが主力供給先であったようです。市場をニッシンに奪われてドウナッチャッタのだろう。それで不具合がでたら責任はドコに?他人事ながら・・・・。

続く。


この汚れは?

2006年05月13日 | メンテナンス

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ライザーブッシュの項で少々キタナイ写真を披露しましたが、ワイヤーハーネスのビニールチューブは不思議な感じに汚れます。

こうした汚れの除去にもラスペネを使います。

ワタシは特定のメーカーの製品を宣伝するつもりはありませんが、推奨することはあります。このラスペネの最大のメリットは無臭なんですね。

いつもガソリンやオイルなどのニオイにマミレていますが、C○C556のニオイは好きになれません。

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1面に吹きかけて・・・・。

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ウエスなどでゴシゴシ拭き取ると、このようにキレイになります。

普段見る事のない気にも掛けない部分もホコリをとり手を掛けることにより、ビニールの硬化やフレームの錆を防ぐ事にもなります。今まで目を向けなかったところも是非これを機会に!


グリースアップ

2006年05月13日 | メンテナンス

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ステアリングヘッドのグリースアップはマニュアルによると、12ヶ月点検あるいは8000kmごととなっています。

記録と記憶によると’93年モデルのソフィテルフレームから採用されたココのニップルは、他のメーカーでは見られないものです。

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グリースも写真の専用のものが用意されています。普通のベアリンググリースより柔らかめですね。

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緑矢印がグリースニップルで、赤矢印はグリースアップすることにより古いグリースが押し出された様子です。つまりこの状態まで新しいグリースを押し込む必要があります。

上と下のグリースの色が違うのにも注目してください。

下のベアリングの方に掛かる荷重が大きいためグリースの汚れが大きいのと、元々柔らかいグリースが温度と振動のために下に寄ってしまうのでしょう。

純正品番48300-60から見ると1960年から採用されたこのベアリングは、年々重くなった車重にも関わらず、充分な容量を持っているようにも見えますが、潤滑不足では性能を発揮できません。

ずっと同じ車両に乗っているオーナーは、段々渋くなってきた場合には意外と気付かないものです。メンテナンススケジュールは守る事に越した事はありません。