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ココのところ作業を続けていた腰上オーバーホールのエンジンが、ようやく掛けられる段階になりました。
以前にもシリンダーなどを紹介した、この'83年FLHは推定走行距離4万kmですけれど、1回ボーリングした形跡はありますが、バルブガイドなどは消耗していなく、大した部品交換もしないで済みました。
とはいえ、ヘッドのブラスト仕上げやシリンダーのペイントなどは手間が掛かる上、仕上がりにも気を使います。
一度手を掛けた以上は最低2万キロは何もなく走ってもらいたいもの(カーボンの堆積でバルブの当りが悪くなる距離)、保証を謳ったりはしませんが、いくらショベルエンジンでもキチンと作業をすれば可能です。
細かい作業の積み重ねの結果ですから、スターターボタンを押すのは例え100回目でもドキドキします。
エンジン始動の成り行きをビデオで撮影しておきましたので、宜しかったらご覧ください。
油圧リフターはドライで組んでいますので、数分はカチャカチャ音がでます。エンリッチナーを効かせすぎると、ファーストアイドルが高すぎてバックファイアします。
注意事項としては
- オイルポンプのエア抜き。
- スターターモーターは長く回さない。
- 異常を感じても、スグ対処しようとして無用にフカさない。
- 組み込み時にシリンダー等に塗ったオイルでプラグがカブりやすい事を忘れない。
- ビデオでの”3拍子”は「アイドリングを低くしても止まらないか」をテストしたのであって、長い時間低いアイドリングを続けない方が良いでしょう。
ポンプのエア抜きは
- タンク→ポンプのホース
- 油圧スイッチ
- 写真のスクリーン
ワタシはキックスターターがない車両では、プライマリーカバーが外してある状態で、クランクを手で何回か回してエア抜きします。
オーバーホール後の始動では、プラグもスグこのように黒くなってしまいます。このままキャブ調整をしようとしてもウマクいきません。