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ピストンエンジンは永遠か!な?

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ヘッド面研後・・・

2006年02月20日 | シリンダー、シリンダーヘッド
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S5_2
先日紹介したボロンライナーシリンダーです。
ショベル以前のシリンダーは矢印のようなデッパリがあります。
これは他のエンジンではあまり見たことのない特徴です。
記憶はアイマイですが、空冷ドウカティの1部にはヘッドガスケットを使わないものがあり、似た構造だったかな?
矢印の示すデッパリは加工前と同じ寸法ですが・・・・。

S2_4
シリンダーにヘッドを載せてチェックすると、矢印のように隙間が・・・・。

S1_2
つまりココの関係は図のようになっていて、青矢印の寸法が充分にないと、ヘッドガスケットがヘッドボルトを締めてつぶれた時に赤矢印の部分がツカエテしまい充分な面圧が得られないか、ヘッドが壊れてしまいます。

S4_2
純正ヘッドガスケットの厚みを測ってみると、85/100mmしかありません。
つぶれるとタブン2/3くらいになると思います。

S3_2
解決方法は?
矢印の寸法を充分に2次加工しました。
面研加工はすごくキレイに仕上がったのですが、今回のようなことを見逃すと大変な事になります。