樹木にも知的財産権があるんですね。と言っても、自然に生えている樹ではないですが…。
例えば、大きなウメの実を収穫するために私が品種改良したとします。それを新品種として登録すれば、そのウメの知的財産権は私のもの。誰かがそのウメの枝をどこかで入手して勝手に接ぎ木で栽培すると、種苗法違反になります。
一般にはあまり関係ないように思えますが、例えば、誰かに珍しい色の花が咲くサクラの苗をもらったり、おいしい実がなるリンゴの苗をもらって育てた場合、それが新品種として登録されていたら、知らないうちに開発者の知的財産権を犯すことになります。
樹木だけでなく野菜や草花も同じですから、知らないうちに法律に違反している人が結構あるんじゃないでしょうか。人にもらった場合は、確かめようがないですが…。
(うちの庭のウメは大丈夫かな~?)
植物の新品種を保護しようという動きは昔からあったようで、1833年にバチカン王国は「植物の品種改良を行った者には報酬を与える」という勅令を出したそうです。日本では昭和53年に品種登録制度が始まって、平成16年度までに累計で13,185件の新品種が登録されているそうです。
日本が品種改良した農産物がアジア諸国で勝手に栽培されているケースもたくさんあるようで、今後はアグリビジネスの世界で農産物の知的所有権争いが熾烈になってくるようです。
例えば、大きなウメの実を収穫するために私が品種改良したとします。それを新品種として登録すれば、そのウメの知的財産権は私のもの。誰かがそのウメの枝をどこかで入手して勝手に接ぎ木で栽培すると、種苗法違反になります。
一般にはあまり関係ないように思えますが、例えば、誰かに珍しい色の花が咲くサクラの苗をもらったり、おいしい実がなるリンゴの苗をもらって育てた場合、それが新品種として登録されていたら、知らないうちに開発者の知的財産権を犯すことになります。
樹木だけでなく野菜や草花も同じですから、知らないうちに法律に違反している人が結構あるんじゃないでしょうか。人にもらった場合は、確かめようがないですが…。
(うちの庭のウメは大丈夫かな~?)
植物の新品種を保護しようという動きは昔からあったようで、1833年にバチカン王国は「植物の品種改良を行った者には報酬を与える」という勅令を出したそうです。日本では昭和53年に品種登録制度が始まって、平成16年度までに累計で13,185件の新品種が登録されているそうです。
日本が品種改良した農産物がアジア諸国で勝手に栽培されているケースもたくさんあるようで、今後はアグリビジネスの世界で農産物の知的所有権争いが熾烈になってくるようです。