8日から2泊3日で沖縄に鳥見ツアーに行ってきました。毎年3人で北海道や信州、四国、中国、九州など各地を巡ってきたので、今回は思い切って沖縄に飛びました。ヤンバルクイナやノグチゲラなど沖縄固有の鳥と、本土より早い南からの渡り鳥を見るのが目的です。
北部のヤンバル地域の道路には写真のような標識があちこちに掲げてあります。それだけ出現の確率が高いということでしょうが、残念ながらヤンバルクイナは私たちの前には姿を現してくれませんでした。ノグチゲラも声とドラミング(木をつつく音)のみ。
でも、ヤンバルではアマミヤマシギやリュウキュウオオコノハズク、中部エリアの田園地帯ではシロハラクイナなど沖縄固有の鳥に出会えました。また、南から渡ってきたサシバ(タカの1種)も各地で目撃。沖縄の最北端の岬では、これから本土に旅立つであろうサシバが、渡ろうか渡るまいか逡巡するように、飛び立ったり、木に止まったりを繰り返しています。彼らにとっては命がけの飛翔ですから無理もないです。
(辺戸岬のサシバ。これから本土に旅立ちます)
那覇には干潟がたくさんあって、シギやチドリが「ピーピー」「キョーキョー」と可愛い声で鳴きながら群れていました。写真のセイタカシギは沖縄でなくても見られますし、時々うちの近くの田園地帯にもやってくるのですが、小さな池の中でほかの鳥たちといっしょに餌を啄ばんでいました。テレビで報道されたクロツラヘラサギもいました。
(セイタカシギのみなさん。名前のとおり足が長いです)
可愛い鳥の姿を見、声を聴いていると、平和でのどかで、ゆったりした気持ちになります。何と表現すればいいのか、自分の体が周辺の自然に溶け出していくような感覚…。ありきたりな言葉ですが「自然との一体感」でしょうか。珍しい鳥が見られなくても、私にはそういうひと時が至福です。
「鳥を見るだけで何がおもしろいの?」と時々聞かれます。私が思うに鳥見の愉しみには3つあって、1つは前述の「自然との一体感」が味わえること。もう1つは、宝探しのおもしろさ。「この時期にこの場所に行けば、こんな鳥に出会えるはず」と推測して、目と耳を頼りにその鳥を探し、実際に探し当てたときの喜び。今回のヤンバルでは見事にハズレましたが…。
そしてもう1つは、コレクション趣味。どれだけ多くの種類の鳥を目撃するか、あるいは写真に収めるかに生きがいを見出す人もいます。しかし、この愉しみは往々にして、ただ数を競うことに走ったり、いい写真を撮りたいがために自分だけ被写体に近づいて皆が見ている鳥を逃がしたり、餌付けしたり、フラッシュを焚くというような本末転倒に陥ります。自戒も含めて、コレクション趣味に走らないようにしないと…。
北部のヤンバル地域の道路には写真のような標識があちこちに掲げてあります。それだけ出現の確率が高いということでしょうが、残念ながらヤンバルクイナは私たちの前には姿を現してくれませんでした。ノグチゲラも声とドラミング(木をつつく音)のみ。
でも、ヤンバルではアマミヤマシギやリュウキュウオオコノハズク、中部エリアの田園地帯ではシロハラクイナなど沖縄固有の鳥に出会えました。また、南から渡ってきたサシバ(タカの1種)も各地で目撃。沖縄の最北端の岬では、これから本土に旅立つであろうサシバが、渡ろうか渡るまいか逡巡するように、飛び立ったり、木に止まったりを繰り返しています。彼らにとっては命がけの飛翔ですから無理もないです。
(辺戸岬のサシバ。これから本土に旅立ちます)
那覇には干潟がたくさんあって、シギやチドリが「ピーピー」「キョーキョー」と可愛い声で鳴きながら群れていました。写真のセイタカシギは沖縄でなくても見られますし、時々うちの近くの田園地帯にもやってくるのですが、小さな池の中でほかの鳥たちといっしょに餌を啄ばんでいました。テレビで報道されたクロツラヘラサギもいました。
(セイタカシギのみなさん。名前のとおり足が長いです)
可愛い鳥の姿を見、声を聴いていると、平和でのどかで、ゆったりした気持ちになります。何と表現すればいいのか、自分の体が周辺の自然に溶け出していくような感覚…。ありきたりな言葉ですが「自然との一体感」でしょうか。珍しい鳥が見られなくても、私にはそういうひと時が至福です。
「鳥を見るだけで何がおもしろいの?」と時々聞かれます。私が思うに鳥見の愉しみには3つあって、1つは前述の「自然との一体感」が味わえること。もう1つは、宝探しのおもしろさ。「この時期にこの場所に行けば、こんな鳥に出会えるはず」と推測して、目と耳を頼りにその鳥を探し、実際に探し当てたときの喜び。今回のヤンバルでは見事にハズレましたが…。
そしてもう1つは、コレクション趣味。どれだけ多くの種類の鳥を目撃するか、あるいは写真に収めるかに生きがいを見出す人もいます。しかし、この愉しみは往々にして、ただ数を競うことに走ったり、いい写真を撮りたいがために自分だけ被写体に近づいて皆が見ている鳥を逃がしたり、餌付けしたり、フラッシュを焚くというような本末転倒に陥ります。自戒も含めて、コレクション趣味に走らないようにしないと…。