樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

ハッピーエンド

2022年10月06日 | 野鳥
前回の「田んぼから山へ」でご報告したように、干拓地のシギ・チドリ観察から山でのタカ観察へ転換しましたが、先週もう一度シギチ・チドリを観察するべく「山から田んぼへ」戻りました。今シーズンの干拓地巡りの最終回です。
その最後に、珍しい鳥に出会いました。アカアシシギです。前々回「△印の鳥」でご紹介したように、京都支部では「見聞の機会がごく少ない鳥」を×印で示しています。アカアシシギは×印。これまで別の場所では何度か見ていますが、この干拓地で遭遇したのは初めて。



「残り福」と言うべきか、「終わりよければ全て良し」と言うべきか、今季のシギ・チドリ観察はハッピーエンドでした。
もう1種、×印の鳥ではなく、〇印の「見聞の機会が比較的多い鳥」ですが、クサシギを発見しました。この干拓地で見るのは久しぶりで、ちょっぴり嬉しかった。ただ、左の翼が折れているようで、痛々しい。



飛べないので猛禽類に捕食されるリスクが高いですが、歩きながら採餌していたので、何とか草の中に隠れて生き延びてほしいものです。
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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2022-10-06 08:56:09
アカアシシギに出会われて良かったですね。左の翼が折れているようで---事故があったのですね。痛々しいです。捕食者に見つかりませんように。
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kazuyoo60様 (fagus06)
2022-10-07 07:51:58
アカアシシギを最初に見たときは、この干拓地に時々やってくる別の鳥(ツルシギ)かと思いました。よく似ているので。撮影した写真を帰宅後にパソコンで拡大して確認したところ、嘴の上下とも赤かったのでアカアシシギと同定しました。
クサシギの翼が折れたのは、猛禽に襲われたからか、何かに衝突したか、でしょうね。この鳥は基本的に渡り鳥ですが、京都府では越冬する個体もいるので、多分この地でしばらく過ごすのだと思います。
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