今年もわが家でイソヒヨドリが繁殖しました。これで4年連続。以下は4月2日と3日に撮影したもので、例年どおり、2階の部屋の窓を開けて私が顔を出すと、ほぼ毎回親鳥が威嚇してきました。
上の動画では雌もさえずっています。通常、さえずるのは雄ですが、種類によっては雌もさえずります。残念ながら亡くなりましたが、野鳥録音の第一人者であった松田道生さんが「雌もさえずる鳥たち」として、イソヒヨドリのほかコマドリ、コルリ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、イカルなど13種類を挙げています。
さえずりは雄によるなわばり宣言、あるいは雌への求愛とされていなすが、雌がさえずる意味はよく分かっていないようです。松田さんは、「雄とのコミュニケーション、観察者への威嚇、雄がいなくなったのでその代わりではないかという報告があります」と書いています。
また、鳥の声の研究者・石塚徹さんは、オオルリやコルリの雌は敵が巣に近づいた時にさえずるので、雄に「今は危険だから巣に戻るな」と伝えているのではないかと推測しています。
ということは、わが家のイソヒヨドリの雌は、私を敵とみなして、雄に「今は戻るな」と伝えていたのかな? でも、雄もすぐ近くにいてさえずっていましたね。
そして、4~5日前にヒナが巣立ったようで、巣の下には糞や巣材がポロポロ落ちていました。
上の動画では雌もさえずっています。通常、さえずるのは雄ですが、種類によっては雌もさえずります。残念ながら亡くなりましたが、野鳥録音の第一人者であった松田道生さんが「雌もさえずる鳥たち」として、イソヒヨドリのほかコマドリ、コルリ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、イカルなど13種類を挙げています。
さえずりは雄によるなわばり宣言、あるいは雌への求愛とされていなすが、雌がさえずる意味はよく分かっていないようです。松田さんは、「雄とのコミュニケーション、観察者への威嚇、雄がいなくなったのでその代わりではないかという報告があります」と書いています。
また、鳥の声の研究者・石塚徹さんは、オオルリやコルリの雌は敵が巣に近づいた時にさえずるので、雄に「今は危険だから巣に戻るな」と伝えているのではないかと推測しています。
ということは、わが家のイソヒヨドリの雌は、私を敵とみなして、雄に「今は戻るな」と伝えていたのかな? でも、雄もすぐ近くにいてさえずっていましたね。
そして、4~5日前にヒナが巣立ったようで、巣の下には糞や巣材がポロポロ落ちていました。
同じカップルが営巣したのかなと拝察しています。
イソヒヨドリの♀は地味な色なので、すぐには確認できないですよね。
名前のとおり、元々は海岸の磯に生息していたのですが、30年ほど前から内陸部の、しかも住宅地まで生息域を拡大するようになりました。
イソヒヨドリがご自宅で繁殖したのですね。
本州では増えていて内陸の住宅街でも見られるとは聞いていましたが。
ちなみに北海道ではまだ内陸の住宅街ではほとんど見られていないようですが、この先どうなるのか楽しみです。
海辺であれば小樽などでも市街地で見られるようになってはきています。
バードリサーチの報告によると、内陸部に生息域を拡大しているのは、近畿と関東エリアが中心のようで、北海道では1990年代と2010年代ではほとんど変化がありませんね。あと、中北部にも進出していないようです。都市部に集中するということでしょうか?
先日も、地元の新聞から「住宅地でイソヒヨドリが繁殖するケースが増えているが…」という問い合わせがあって取材を受けました。
宇治市や京都市では30年ほど前から見られるようになりました。それまでは海岸に行かないと見られない鳥でしたが。
先日、本来は生息していないはずのアメリカでも初めて確認されたというニュースが放映されました。