滋賀県の甲西町平松という所にウツクシマツの自生地があり、国の天然記念物に指定されています。
植物学上はアカマツの1種ですが、普通のマツは幹が1本なのに対して、ウツクシマツは根元で何本にも株別れするのが特徴です。標高227mのその名も「美松山」の南東斜面に大小200本が群生しており、一帯は公園として整備されています。
東海道の道筋に近いために昔から松の名所として知られ、「東海道名所図絵」にも紹介されているそうです。
平安時代、この地で病気療養していた藤原頼平の前に、京都の松尾明神が遣わしたという妖精が現れ、それがウツクシマツに変身したという伝説が残っています。平松という地名は頼平の平と松尾の松に由来すると伝えられ、近くには頼平が創建したという松尾神社があります。
普通のアカマツに比べて葉先がやや平らになっているのも特徴で、平松の名はここに由来するのかも知れません。
斜面を登って行くと、何本もの幹が炎のように立ち上がるアカマツに囲まれ、確かに普通の松林と違う異様な風景でした。私は園芸品種には興味がないですが、同じように幹がいくつにも分かれる多行松(タギョウショウ)という庭用のマツがあるそうです。
植物学上はアカマツの1種ですが、普通のマツは幹が1本なのに対して、ウツクシマツは根元で何本にも株別れするのが特徴です。標高227mのその名も「美松山」の南東斜面に大小200本が群生しており、一帯は公園として整備されています。
東海道の道筋に近いために昔から松の名所として知られ、「東海道名所図絵」にも紹介されているそうです。
平安時代、この地で病気療養していた藤原頼平の前に、京都の松尾明神が遣わしたという妖精が現れ、それがウツクシマツに変身したという伝説が残っています。平松という地名は頼平の平と松尾の松に由来すると伝えられ、近くには頼平が創建したという松尾神社があります。
普通のアカマツに比べて葉先がやや平らになっているのも特徴で、平松の名はここに由来するのかも知れません。
斜面を登って行くと、何本もの幹が炎のように立ち上がるアカマツに囲まれ、確かに普通の松林と違う異様な風景でした。私は園芸品種には興味がないですが、同じように幹がいくつにも分かれる多行松(タギョウショウ)という庭用のマツがあるそうです。
枝分かれするのもイチイ以外は見たことがないです。
不思議ですね。
すべてがそうなるのであれば亜種というか立派な地域個体群で、
となると学術的にも貴重ですよね。
これは近くに行く機会があれば寄って見てみたいです。
図鑑では「園芸品種」ではなく「品種」扱いになっています。
余談ですが、この近くにオウム真理教の施設があるらしく、住民が立てた「出て行け」という看板がたくさん掲げてありました。